全国企画などの活動を報告します。
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「全国幹事会-秋」の報告 NEW!
日時:2019年9月14日(土)13:00〜18:00
2019年9月15日(日)09:30〜17:00
場所:板橋グリーンホール 会議室
9月14日(土)と15日(日)の両日、板橋グリーンホールにて全国幹事会が開催されました。2020年の設立50周年記念に向けての準備や、直面する厳しい財政状況についての取組についての議論を行いました。
5年に及ぶ東京支部『ホワイエ』の連載終わる
かつて、団地やニュータウンの計画設計を行っていた建築・造園技術者が計画住宅地研究会をつくり、戦後東京圏の団地・ニュータウンの記録と分析を行っています。その成果は、2014 年1月より新建東京支部の機関誌『ホワイエ』に連載して来ましたが、今年の7月で一応連載が終了となりました。
単体の建築物と違って、団地・ニュータウンでは計画者・設計者が顕名されることはほとんどありません。 私たちはアノニマスな技術者なのです。それは、その計画や設計の考え方が社会に知られていないという事で もあります。戦後の都市化を担ってきた団地・ニュータウンはいま大きな転換点にあり、再生・再編が求めら れています。有効な再生・再編を行うためには、当時の計画・設計方法論や技術、その後の居住形態や地域環境の変化を知っておくことが重要です。
計画住宅地研究会ではそうした認識に立って、住民・市民と次世代の技術者に向けて、自らの仕事とその自己評価を伝えようと試みたのが、この「戦後の団地・ニュータウン考」です。ちょっと自慢話もありますが、 反省がしきりです。連載が終わったのを機に、このホームページに掲載させて頂くことになりました。
はじめに
このレポートは、新建築家技術者集団・災害復興支援会議(旧称:東日本大震災復興支援会議)が 2017 年 9 月 25・26 日に行った福島被災地(浪江町)の視察報告です。
(建築とまちづくり誌:2017年12 月号参照)
新建の復興支援会議は東日本大震災直後に設立され、専門家による支援活動の活性化を目的とし、全国の 新建会員や建築家技術者と被災地を結ぶ活動をしています。その活動の一環として、支援団や視察団を組織 して東北の多くの被災地を訪れてきました。福島に関しては、2012 年の「建まちセミナー/仙台」では、浪 江町を主対象として<原発事故で何が起きているか>をディスカッションし、深刻な事態を共有しました。 さらに、2015 年には「建まちセミナー/福島」を開催。一般には入れない原発事故被曝地の現実を、多くの 会員が目の当たりにするという貴重な現地視察を行いました。
このように新建は被災地福島に注目し、何が支援できるかを考えてきました。そのなかで、今年 3 月の準 備区域の全面避難指示解除は注目すべき動向です。予想された通り、ほとんどの人が戻れない、戻らないと いう状況での避難指示解除は何をもたらしているのか。何はともあれ、現地で直接見聞しようというのがこ の視察の「出発点」です。
新建築家技術者集団 第31回 全国大会 in大阪
日時:2017年11月24日(金)~26日(日)
場所:エル・おおさか(大阪府立労働センター)
前夜祭「落語家と行く-なにわ探検クルーズ」
見学会 4コース
従来の全国大会のなかで催される現地主催企画は、記念講演会と見学会が定番で、日程は土日が大会、月曜日に見学会という設定でした。今回大阪で開催するにあたっては定番にこだわることなく、開催地として独自に検討しました。
まず、日程設定について、月曜日に見学会というのはどれだけの人が参加できるのか、月曜日は勤め人でなくても休みにくいのではないか、メールは溜まっているし、前週に「月曜日に連絡します」とか言って先延ばししているからです。そういう人は多いのではないか、悠々自適の人しか参加できない企画はよろしくないのではないか、そんな発想から「全国大会プレ企画」という設定になりました。これはすなわち金曜日を休むことになりますが、月曜よりはまだまし、たまたま前日が祝日で週明けの準備をするのに都合がよい、という忙しい人たちのための組み立てであると考えました。
次に大阪で開催するということは、箕面の山奥とか千早赤阪村くらいまで都心から離れない限り、風光明媚な自然を紹介するという選択肢はほぼありません。となると自然ではなく、大阪の歴史と文化をたっぷりと堪能してもらおうという視点でおもてなし企画を敢行しました。