251025建築とまちづくりセミナー in 仙台

東日本大震災１４年・能登地震から学ぶもの～東南海トラフ地震に語り継ぐ～
日時： 2025年10月25(土)～26日(日)
会場：東北大学青葉山キャンパス　人間・環境系教育研究棟（F01）　101教室
　　　　　仙台市青葉区荒巻字青葉6-6　（仙台駅から地下鉄東西線「青葉山駅」下車徒歩10分）
　　　　　　キャンパスまでのアクセス　https://www.eng.tohoku.ac.jp/map/access.html
　　　　　　キャンパス地図　https://www.eng.tohoku.ac.jp/map/?menu=campus&area=f&build=01
主催：新建築家技術者集団　　共催：東北大学都市デザイン研究室

　私たち新建築家技術者集団（略称：新建）は、住み手・使い手のための建築創造と住民主体のまちづくりをめざす1970年に発足した建築家/技術者の団体です。毎年、会員をはじめ一般市民や学生を対象に建築まちづくりを共に学び考える「建築とまちづくりセミナー」を全国各地で開催しています。
　新建は東日本大震災直後の2011年4月5日に災害復興支援会議を設置、7日に先遣隊を、地元支部や建築団体と意見交換、以後、専門家として大追,釜石,大船渡,気仙沼,石巻,東松島,女川,仙台などへの支援活動を行ってまいりました。14年が経過した今も能登半島地震への支援をおこなっております。
　今回開催する「2025セミナーin仙台」は、2012年に開催した「再建・復興のあり方を検証する仙台セミナー」に続くものです。被災14年、この間の復興から、①被災状況に対応した復興　②復興に終わりはない　③被災者主体の復興、を改めて認識する重要性を感じており、能登半島地震からの復興や南海トラフ等巨大地震への備えであり、復興活動に係わっている各界の皆さんとともに共有語り継ぎたいと考えております。
　震災による困難な状況の中から被災者がどのように立ち上がってきたのか、再建・復興途上ですが、その今を、専門家や市民が何を行うべきかを、展望を探ることもこのセミナーの重要な目標でもあります。
　1日目は、東日本大震災で何が起きたか、14年間を経て現場はどうなっているのか、という点の理解を深めたい。能登半島被災地に東日本大震災の知見が生かされているのか？その警鐘と全国へのメッセージともなります。今でも、困難な状況での復興にあること、被災者がどう立ち上がっているか、その再建・復興途上を専門家や市民は何を行うべきか、その展望を見出したいと考えます。
　2日目は、現地見学。沖積低地である仙台平野沿岸部の集落、東松島市の防災集団移転促進事業によるあおい団地、石巻市の震災遺構となった門脇小学校など、津波後の復興事業によって様々な災後を歩んできた現場に身を置いて考えたい。南海トラフが懸念される今、極めて重要な現状認識になると思われます。

スケジュール

＊10月25日（土）プレ企画　11：30　集合：講座開催棟の入口 （申込は不要）
東北大学『エコラボ』見学会（外観）　ササキ設計の佐々木さんが案内します。
『エコラボ』大学HP 　https://www.kankyo.tohoku.ac.jp/facility.html

10月25日(土)　講　座　13：20 ～17：00
12：30 　受付　東北大学青葉山キャンパス　　会場：人間・環境系教育研究等棟101教室
13：20 　開校式　あいさつ、セミナー概要
13：30 　講演１「東日本大震災の復興を検証する」講師 : 遠州尋美氏　(みやぎ震災復興研究センタ—)
14：10　講演２「被災後の地域活動を支える地域コミュニティの経験知—仙台市沿岸部の現地再建エリアの事例—」講師：田澤紘子氏（東北芸術工科大学)
14：50　休　憩
15：00 　講演３「被災地からの集団移転による新しいまちづくりは―」講師：杉山昇氏（都市住宅とまちづくり研究会)
15：40 　講演４「空き家の活用による持続可能な復興」講師：渡邊亨子氏（株式会社巻組）
16：20　意見交換会　　司会：窪田亜矢（東北大学大学院）
17：00　閉会

＜交流会＞ 17：30 ～ 19：30
会場：青葉山生協食堂DOCK（セミナー会場より徒歩5分）
各地で取り組む各界の方々をご紹介し、交流をおこないます(全国のお土産持込歓迎します)

10月26日(日) 　バスによる被災地視察（定員50）　　8：20 ～ 17：30
集合：8：20　「花京院緑地公園」仙台市青葉区花京院1-195-10
『大震災の復興から14年、被災地/被災者の復興過程を現地で知る』
　＜仙台～井土荒浜～東松島あおい団地～石巻市震災遺構門脇小学校～仙台駅東口解散＞
１）仙台平野の災害危険区域指定地の内と外/井土～三本塚～荒浜の地域文化の継承とは
２）東松島市大曲地区の集団移転を巡って/新しいまちづくりを住民主役でこうして築いてきた
３）石巻市門脇地区の震災復興祈念公園/戦後開発した広大な市街地の今、緑地公園に

※10月27日（月） 　オプショナルツアー　（10人限定ー要予約）9：00～15：00
リアス式海岸での復興と生業を知る　
26日　視察後の石巻ICにてバス乗り換えて移動。追分温泉（泊）
27日　 (被災地訪問）大川小学校～十三浜
　15：00　JR 石巻駅解散　(JR石巻発快速15:48⇒仙台駅16:54着)

講座・視察　（詳細）

参加費

①　フル参加（25日-26日）　15,000円　
（全講座4,000+交流会6,000+視察会5,000 パンフレット込み）
②　講　座　　全講座4,000円（パンフレット込み）　１講座ごと 1,000円　　
③　交流会　 6,000円　
④　視　察　 5,000円
⑤　パンフレット　1,000円（フル参加の方は込み）
＊宿泊は各自でお取り下さい。
★学生の方は、講座の参加は無料です。お申込みは必要ですので、申し込みフォームよりお願いします。

10月27日　オプショナルツアー(10人限定ー要予約)　
　参加費：15,000円　10/26追分温泉宿泊込み
　宮城支部の佐々木文彦さんに直接お申込み下さい。
　申込先e-mail：sasaki@sasakisekkei.co.jp
　 TEL 022-268-6578　FAX 022-268-7164