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オンライン講座 新建ゼミ
私たち 建築人に何ができるのか! 豊かな生活空間づくりに向けて
藤本昌也氏(日本建築士会連合会名誉会長/新建全国代表幹事)
1962年早稲田大学大学院修了後、大髙建築設計事務所を経て、1972年現代計画研究所を設立。1997年に山口大学感性デザイン工学科教授。2018年に現代計画研究所名誉会長に就任。日本建築士会連合会名誉会長。2012年 旭日中綬章(建築設計監理業)受賞。2012年 旭日中綬章(建築設計監理業)受賞。
*これからの設計者・技術者として、どのような視点で、何をして生きていくのか。
*専門性を活かせる場づくりのために何が必要か。
*建築やまちはこれからどうあるべきか。
*新しい取り組みの萌芽はどこかにあるのか。
*市民との連携はどのようにしていくのか。
○第1回 「つながる住まい」 6月19日(月)19時~21時
川本さんからは住まいの要求からコーポラティブハウスへの発展と21世紀に入っての変化。高田さんからは自らも居住している“いろどりの杜”(賃貸型コーポラティブ)での取組み。藤本さんからは多摩ニュータウンで100世帯超のコープタウンを手がけた挑戦。これらから、つながる住まいを展望する。
進行役 江国 智洋(株式会社象地域設計/東京支部)
1995年北海道大学大学院を修了後、象地域設計に入所。地権者主導の共同建替え事業、共に住み合うコーポラティブハウスのコーディネート等を務める。著書に「人と縁をはぐくむまち育て」「社会派建築宣言」「大家と居住者の共生ものがたり」「住宅白書」いずれも共著。
話題提供者 川本真澄 (もえぎ設計/京都支部)
1981年京都府立大学卒業後、設計事務所を経て、1993年企業組合もえぎ設計を設立。コーポラティブハウスに携わり、その一つさくらコート在住。「集まって暮らす」を実感・実践しながら、小さなパブリックがそこここにあるまちを想い描いている。
話題提供者 高田健司 (フージャースHD)
千葉大学小林秀樹研究室にてコーポラティブハウスを研究。2017年博士号取得、フージャース入社。学生時から関わったUR東綾瀬団地のリノベーション事業者に応募当選し、2020年にアウトドア&DIY型賃貸団地“いろどりの杜”をオープン。
○第2回 「住まいとまちと」 7月27日(木)19時~21時
野田さんからは地方都市での住まいづくり・施設づくりとまちとの関係性への意識。伴さんからは大阪での建築改修を中心とした取組みからまちとの連携。藤本さんからは山口県宇部市での中心市街地再生の取組み。これらから、建築単体とまちとの一連的な暮らしづくりについてのクロストークへ展開する。
進行役 岡田昭人 (LLC 住まい・まちづくりデザインワークス/東京支部)
埼玉県上尾市や墨田区向島などの木造住宅密集地の整備計画や共同建替え事業などを通して主体形成支援に関わる。近年は居住福祉の視点から居住支援法人等に関わり、地域の連携による居場所づくりに取り組んでいる。
話題提供者 野田明宏 (LLC 住まい・まちづくりデザインワークス/東京支部)
2006年早稲田大学大学院卒業、象地域設計に入所。2013年住まい・まちづくりデザインワークスに参加。芝浦工業大学、早稲田大学、千葉大学の非常勤講師、川崎市景観アドバイザー等。まちから建築まで多様なスケールの企画・設計に携わる。
話題提供者 伴 現太 (連・建築舎/大阪支部)
2000年北海道大学卒業後、都住創を手がけたヘキサ等を経て、2007年連・建築舎を設立。事務所を構える地元の大阪・阿倍野を中心に建築・まちづくり・不動産の専門家たちと協働して既存ストックを利活用した様々な建築まちづくりプロジェクトに取り組む。
○第3回 「これからの暮らしのしくみ」
8月29日(火) 19時~21時
済藤さんからは茨城県鹿嶋市での公共も出資しているまちづくり会社の活動。馬場さんからは北海道での人口減少時代の農村集落の維持・再編などの研究。藤本さんからはコロナ渦により拠点を移した山形の状況についてのお話。これらから、官と民の協働によるサードプレイス、これからの住宅政策などについて議論を深める。
進行役 高田桂子 (企業組合 とも企画設計)
1983年東京都立大学卒業後、設計事務所企画部勤務。医療・福祉施設づくりの企画及び事務所ニュース・書籍発行に携わる。2007年企業組合とも企画設計を設立、2014年から代表理事。新建『建築とまちづくり』編集委員長。住む人・使う人との協同による施設づくりに取り組む。
話題提供者 済藤哲仁 (まちづくり鹿嶋/茨城)
1995年早稲田大学卒業後、現代計画研究所に入所、藤本氏を師事。2015年住まい・まちづくりデザインワークスに参加。2018年タウンマネージャー公募採用により鹿嶋へ単身移住。多くの住まい・まちづくり事業に関わっている。
話題提供者 馬場麻衣 (元北方建築総合研究所/北海道支部)
2008年在学中にデンマークへの交換留学を経て、2011年福井大学大学院にて博士号を取得、同年北方建築総合研究所に入所。2022年度まで在籍。住教育、管理運営、高齢者、集落などに関する論文多数。著書に「デンマークのヒュッゲな生活空間」、「みんなで30年後を考えよう-北海道の生活と住まい」いずれも共著。