<目次>
特集
「縮退」社会での建築とまちづくり
⑤持続可能なまちのすがた これからの中心市街地
中林 浩
我らが中心市街地はどうなる
竹山 清明×伴 年晶×中林 浩
神戸市タワマン規制を題材に中心市街地を考える
阿部 俊彦
地方小都市の中心市街地が抱える課題
――甲賀市と気仙沼市を事例として
海道 清信+神谷 佐菜
都市を豊かにする中心部のデザイン
――ドイツ・コットブスとスペイン・バルセロナ
連載
失われた町、受け継がれる舎<いえ>(4)
会下山の家
中尾 嘉孝
私のまちの隠れた名建築〈32〉
岩手銀行赤レンガ館
岩手県盛岡市
澤田 大樹
主張
「研究集会」に期待する
星 厚裕
「建築とまちづくりセミナーin那須」の報告
台風にめげずオンライン講座を開催
山下 千佳
直前のオンライン変更でも大きな成果
新井 隆夫
研究会だより
第14回子ども環境研究会報告『リアル保育園を布川園長から聞く』―保育園で感じる変化、待機児童、子と親の関係など―
目黒 悦子
新建のひろば
福岡支部――仕事を語る会
宮城支部――東日本大震災復旧復興気仙沼地域調査視察
第34回大会期第3回全国幹事会報告
<主張> 「研究集会」に期待する
星 厚裕 (株)アート設計事務所/全国常任幹事
今年の研究集会が開催されます。分野別のテーマで毎回開催されてきましたが、今回は今までのテーマの形態を少し幅広くとらえ別分野でのテーマも縦横に取り入れ、複数の分科会に関連する課題を各分科会で取り上げられるように工夫されている、大いに期待できる集会となりそうです。
「生活と福祉」の分科会では、子ども、障害者、高齢者の環境や地域のコミュニティなどの分野で、実践や業務として関わった中で感じていることを持ち寄って話し合いたいと考えています。私からは、この間直面した問題を以下に報告して、研究集会での話し合いの「呼び水」になればと思います。
一つ目は障害者の入所支援施設の新築についてです。この法人は、定員30人の日中活動系サービスの作業所と居住系サービスのグループホーム(男子4人女子3人ショートステイ1人)を運営しています。法人の課題としては、作業所の利用者の親が高齢化し子どもの世話をすることが身体的に困難になってきている現状を踏まえ、親の会から入所支援施設の新設の要望が強く出されていることに応えるために、2年前から用地の選定をスタートし3カ所目で確定、プランの検討も同時に要望をまとめながら進めてようやく確定して、いざ協議書を上げるために予算を算出する段階になって物価の急上昇に遭遇し、自己資金不足で協議書の提出は断念することとなりました。今後は資金創出の検討と工事費の削減について再度検討しなおすことになっています。このような背景には物価の急上昇も原因の一つではありますが、入所施設の新設への補助金が大幅に削減されたことが主な要因と思います。国の施策の方向性として施設ではなく地域で暮らすことにシフトして、補助金の額を3/4から1/2に削減、それに呼応して県や市の補助金も予算化されない状況になってきていることが大きな要因です。地域で暮らすことはおおいに好ましいことではありますが、問題は、重度の障害者が生活できる施設が建物としてはでき上がっても、職員配置や重度対応のできる専門職員の配置を経営的に可能かという問題に直面していることです。この法人でも重度対応をしていますが、経営的には成り立っていない状態なので、法人全体として運営することになります。このままでは法人としても健全ではなく、入所施設の新設をして利用者の重度化に応えていきたいという願いがかなえにくくなります。このような状況は、全国の同じような法人でも直面していることと考えられるので、ぜひ研究集会で皆さんのお話をお聞きしたいと思います。
二つ目は医療的ケア児の施設の新築についてです。この法人は、定員80人の特別養護老人ホームを運営しています。理事長は他に診療所と老人保健施設を運営しており、診療所の一部を医療的ケア児を対象にしてデイサービスを提供していましたが、利用者が増えてきて充分な対応がしきれなくなってきており、この問題を解消するべく医療的ケア児のデイサービスとショートステイが可能な施設を医療法人として新設しようとしました。診療所と隣接した敷地で、関係法令や市役所などと協議を重ね、社会福祉法人として建設していくことで計画を進めました。市としては医療的ケアの必要な障害児の施設はぜひつくって欲しいとの要望があり、県とも協議を重ね、診療所併設の医療的ケア児の障害児のデイサービス(6人)とショートステイ(3人)が可能な施設として補助協議に上げました。県から国への書類申請まで進みましたが、国の補助が付かないということで計画は断念せざるを得ませんでした。しかし法人の理事長の思いは強く、建設予算の縮小も検討し、補助金なしで建設するということでショートステイを断念し、診療所併設のデイサービスのみで進めて行くことに決め、プランを再検討し建設に至りました。令和3年の医療的ケア児およびその家族に対する支援に関する法律の付帯決議が出された直後の計画であったので、おおいに期待しましたが「支援」は受けられませんでした。建物ができたことで、医療的ケア児に対する思いが大きく進んだことは喜ばしいことではありました。医療的ケア児の施設はまだまだ少なく、各地でも必要な施設として今後おおいに新建の中でも論議を重ねて行ければと思います。
<特集> 「縮退」社会での建築とまちづくり⑤持続可能なまちのすがた これからの中心市街地
「縮退」社会での建築とまちづくりを考えるシリーズも今回で5回目を迎えます。今号では中心市街地を取り上げます。
中心市街地は、都市によってスケールは違うものの、暮らしの機能が集まっている場所です。日本でその成り立ちの多くは、江戸時代以前に城下町、宿場町、門前町であり、商工業を営む非農業者の集住、あるいは第二次世界大戦前に工業の集積があって労働者の集住があった場所に、行政や金融機関、非日常の買い物、劇場などの文化施設、飲食店などの歓楽を支える場などが集中する連担した市街地です。
高度経済成長の1960年以前は、高層ビルや自動車交通の論理で地域が構成されなかったために、ヒューマンスケールの秩序ができあがっていました。この秩序が壊されるのは、第二次世界大戦による戦災、高度経済成長期の高層ビルの乱立と自動車交通の蔓延と言えるでしょう。 中心市街地の活力が低下し、地域が疲弊しています。幹線道路やバイパス沿いに郊外型購買施設が林立することによって、中心市街地には空き店舗が目立つようになりました。車中心であること、効率的であること、低価格の追求が正解だったのか、行き過ぎではなかったのか、そうせざるを得なかったのか。
「縮退」の中での中心市街地は、民間事業者の利益のために使われてきたPFI、再開発を市民の手に取り戻し、住民主導でやっていくことに光明がありそうです。中心市街地、もしくは自分たちの生活圏を立て直そうと取り組んでいる事例も報告してもらい、まちのなかで住むこと、住み続けるために必要なことを考えてみたいと思います。
特集担当/桜井郁子、中林浩
<ひろば> 福岡支部―仕事を語る会
8月23日(金)福岡市のTOHOレンタルスペース天神にて「仕事を語る会」が開かれ、支部会員である道下孝幸さん(&.Link一級建築士事務所主宰)のお話を伺いました。
道下さんの話は、これまでのご自身が関わってきた建築設計にまつわる仕事の話であり、そしてなによりも、人生そのものの話でした。パラアスリートである奥様(道下美里さん)との出会い(なんと、出会ってその日のうちに(!)ビビッときてプロポーズをしたとのことです)、音楽への挑戦、挫折、結婚、所属会社の倒産、ご自身の独立、これから……と、ドラマのような道下さんが辿ってきた激動の生涯のエピソード群と、建築設計という仕事がそれらの局面でどのように関わりがあり、どのような意味を持ってきたのか、そして、どのような建築を手掛けてきたのかなどをご紹介いただきました。
道下さんの話はどれも金言ばかりでしたが、私なりに道下さんの話から得た「学び」を3点ほどご紹介しようと思います。
①問題分析の大切さ
道下さんは、問題が発生した際に、都度、その問題分析を徹底的になされていました。問題点を振り返り、その問題がどうして生じてしまったのか、原因を徹底的に分析して、同じ轍を踏まないようにフィードバックして将来に活かすことを心がけられていました。
たとえば、かつて道下さんが勤務していた会社が倒産したという事例があったときには、その原因を分析し、コスト面や工法の点で財政危機に至ってしまったメカニズムを分析して自身が独立する際に反面教師とするなど、いわゆる「失敗」や問題を、それだけで終わらせない姿勢を呈示していただきました。 会場でも、「そんなところまで振り返り、分析するんだ!すごい!」と、驚嘆の声が多数上がっていました。
②ルール作りの大切さ
次に、ご自身の仕事・人生に関し、明確にルール作りをされ、律している姿を呈示していただきました。
日々生活を送り、また、仕事を継続していると、どうしても自分を律することができないという場面もあるのではないかと思います(もしや、皆様はそうではないかもしれませんが、少なくとも私は自分に甘くなってしまう場面が想起されます……)。こうした場面に先立つものとして、また、むしろより良いレベルの仕事をするため、道下さんは、ルール作りを徹底されていました。
そのなかでも、私がとても感嘆したのは、「クライアントが求める+1(プラスワン)を!」というルールでした。どうしても予算など制約があるなかで、クライアントが求めるものを提供するだけではなく、むしろそれを超えていく!というルールは、私たい弁護士にも日常生活にも通ずる面があり、学びをいただきました。
③計算の細かさ・「こだわること」の大切さ
そして最後に、道下さんの話全体を通じてだったのですが、計算の細かさ、こだわることの大切さを学びました。たとえば、目地一つとったとしてもその意味合いを計算し、配色を決定する際にもその意味合い一つ一つをこだわって、選択ひとつずつにまったく妥協がない姿勢を学びました。
惰性や慣習に囚われず、自ら思考して計算し、こだわっていく姿勢はまさに「プロフェッショナル」であり、感動を受けました。
2時間・休憩なしの長丁場でしたが大いに盛り上がり、話は尽きませんでした。その後は一同で天神のシュラスコ食べ放題に場を移し、パリパラリンピックの壮行会も兼ねて肉とビールで盛り上がりました。
奥様、メダル獲得、おめでとうございます!道下さんも、日常・そしてパリでのサポート、大変お疲れ様でした!
(福岡支部・吉田大輝)
<ひろば> 宮城支部―東日本大震災復旧復興気仙沼地域調査視察
新建宮城支部では、2024年9月14・15日に東日本大震災復旧復興気仙沼地域調査視察を行いました。昨年行なった石巻地域の視察との比較を行い、違いがあるか検証するのも一つの目的でした。視察のテーマとして①『海と生きる』:地域文化を存続し、地方自治を大切にした復興について知る。②『防潮堤のあり方』:すべての海岸線に防潮堤が必要か、住民合意形成のプロセスと成果を知る。を設定しました。
新建会員以外からの参加を加えて8名で行ないました。仙台から三陸道(途中鳴瀬まで有料それ以降は終点青森県まで無料、東京からは常磐道でつながり、太平洋沿岸を八戸までつないでいます)で気仙沼市に向かいました。この自動車専用道は東日本大震災の復興をかねて整備が急がれ、早期完成後震災被害地域の利便性が向上しました。
最初の視察地に選択した気仙沼市内の祈念公園は中心地近くの小高い丘にあり、気仙沼市中央部の被災地域が一望に見えるところでした。大きな火災が当時発生し被害があったところは空地が目立ちますが、13年もたった今災害の痕跡はあまり視認できません。集団移転地のいくつかを視察しました。まとまった戸数での移転で、集落の存続が期待できます。石巻の半島部では集団移転地の戸数が少なく、存続が危ぶまれる集落も見られました。気仙沼各地域ではイベントも行なわれており、地域の文化が継続していることに安堵しました。石巻地域では被災者の移転先がかなり散らばり、地元イベントの継続が困難になった地域もあったようです。
気仙沼市唐桑町舞根地区(お帰りモネのモデル地)の地元NPO法人『森は海の恋人』役員畠山氏から防潮堤新設による海との近接性遮断を阻止した話を聞きました。この組織は震災前から活動しており宮城県では有名です。海で牡蠣の養殖を行なっている漁業者が中心になり、陸地にある森を守らなければ海は豊かにならない、森からの流れてくる養分で海は潤い漁獲できるとの考えから、森を守る活動を展開しています。震災後畠山氏によると地元の有志が中心になって地元自治会で防潮堤の可否について論議し調整は大変だったが、この地区は防潮堤がなくても一部高台移転と避難がスムーズに行けば存続できることで住民合意し、粘り強くマスコミにも訴えながら行政と交渉し、防潮堤の設置を中止させました。他の地区では、住民の合意形成がないまま、外部コンサルと行政による計画・実施で、あまり必要と思わない防潮堤が設置されたことは残念であったと結びました。このような経緯を聞くと、石巻地域では、ほとんどが行政に押し切られ膨大な費用を掛けて防潮堤が設置され、海との近接性を失ったこととの対比が見られました。
気仙沼市本吉町大谷海岸は、震災前鉄道駅があり、駅をおりると大谷海岸という海水浴場に近接していた環境で多くの海水浴客で賑わいました。震災で廃線になり、防潮堤の設置が計画されましたが、住民主体で『砂浜と共存する防潮堤』を計画し、嵩上げ道路の設置と道路と同レベルに大谷海岸道の駅を配置し、海側に砂浜の存続を可能としました。
気仙沼地域では住民が主体となった復興がいくつか見られ、住民と行政の関係をあらためて考えさせられました。
(宮城支部・西條芳郎)
<ひろば> 第34回大会期第3回全国幹事会報告
9月14日(土)10:00~16:00(オンライン)15支部32名出席
浜崎代表幹事のあいさつで開会し、冒頭に片井議長から、「コロナ禍後、今年からはオンラインとリアルを組み合わせながら、少し活発化しており、ウェブによる支部活動やニュースの発信も活発です。市民と共同するまちづくり運動のひろがり、建まちやホームページの充実など、活動、運動の内容という点では旺盛に取り組まれています。
11月の奈良での研究集会でも議論を深め、運動をさらに進めていきましょう」と、今大会期の前半1年間を振り返り、運動の特徴などの報告がありました。
■各地の状況、各支部の活動、会員の活動
【北海道】人数は少ないが、外断熱工法の講演会参加、省エネ法や地盤調査の勉強会、住宅の見学会等、比較的活発にいろいろと活動している。社会に働きかける活動はできてない。(石原、久田)
【宮城】1泊2日9名参加で、気仙沼の復興状況、連ドラの舞台になった舞根地区、巨大防潮堤を拒否した大谷海岸等の視察に行った。支部会議、ニュース発行は堅調に実施できている。仙台市中心市街地の再開発問題、県営住宅の廃止問題、県立自然公園の風力発電所問題に取り組んでいる。(岩渕)
【群馬】支部幹事会は年に4回、能登にボランティアに行くために新建に入った36歳の大工が、身近で地道な支援を行っている。不登校、引きこもりの団体、高齢者支援を民医連等の他団体と連携して取り組んでいる。岡田新一設計の群馬県民会館が利用停止中で、保存運動に協力している。(新井)
【埼玉】会員は現状維持の10名でほとんどが高齢者である。オンラインでしか会議が開けてないが、今度、特別養護老人ホーム(会員の設計)見学会を予定している。(星)
【千葉】高齢化が進行し、最近だけで主要メンバー3人が亡くなった。東大の岡部先生が運営している古民家「ゴンジロウ」に集まって仕事を語る会を開催した。支部ニュースは書き手が豊富で順調に発行できている。(加瀬澤)
【東京】若い人が3人入会し、近々に歓迎会を開催する。神宮外苑問題は事業者から計画変更の話が出ている。新建は建物を残そうということを訴えていて、もう少し頑張ろうと思っている。11月にドイツで活動している水島信さんにドイツの都市計画と日本のまちづくりというようなテーマで講演会を予定している。(杉山、柳沢)
【神奈川】山本厚生さん宅で実践報告会を実施した。前出の水島さんの講演会を大磯で開催した。(大西)
【静岡】作業所併設障害者福祉施設の見学会を開催した。4月に支部総会を開催したが、なかなか継続的な活動ができていない。(本多)
【富山】県建築士会との連携で能登半島地震対応が中心的になっている。(西、池谷)
【愛知】支部幹事会は毎月オンラインで開催している。愛知サマーセミナーという、小中高大学生とその保護者、市民、地元の人が対象の6〜7万人の大規模なセミナーに、愛知支部として毎年2講座担当している。(甫立)
【奈良】研究集会の準備が中心、オンライン建まち読書会は細々と続けている。(細井)
【大阪】6月に会員の竹原義二
さんの講演会を、学生約30人を含む約100人の参加者で開催。枚方市駅前再開発問題は継続的に市民グループと一緒に取り組んでおり、10月には市民の提案を発表する集まりを予定している。(大原)
【岡山】会員9名で集まれるのが3名くらいと、なかなか動きをつくれない。6月の大阪の講演会に2名で参加した。新しく入会した香川の30代の女性がいて、今後に期待している。(赤澤)
【福岡】小林さんを迎えた新建学校をリアルとオンラインで連続企画として実施中。欠陥住宅ネットワークの企画と新建の例会で相互に参加していて弁護士が入会するなどにつながっており、それを含めて最近5名の入会があった。仕事を語る会は今年2回開催し、構造の川崎さんと昨年入会した道下さんの話を聞いた。大牟田市役所の本館(登録有形文化財)の保存活用の提案などに関わっている。(鹿瀬島、古川)
【京都】市内各地の大規模開発に反対する市民運動に複数関わっている。京都民報に月に2回、「住まいと暮らしの形」というタイトルで会員が交代で執筆し20回連載した。7月には浜崎先生(福岡)と小伊藤先生を招いて連載記事の分析、総括という企画を開催し、約40名が参加した。支部企画は1~2カ月に1回実施しており、11月から河合博司さんを講師に地方自治をテーマにした連続講座を予定している。(目黒)
以上のように多くの支部で、建築まちづくりに関わる今日的な課題に関わってさまざまな形で活動を進めている様子が生き生きと報告され、特に専門家として市民とともに運動にかかわる事例が増えていることが特徴で、一部の支部ではそれらの活動から会員の増加につながっていることがわかります。
■研究会活動状況報告
子ども環境研究会――オンラインで2カ月に1回のペースで開催しており、建まちに報告を載せています。
10月の15回目は富山支部の富樫さんを迎えて北陸での子どもの環境に関する活動を紹介していただきます。
環境と建築研究会――2〜4月にかけて3回にわたって東京支部の金田正夫さんに、環境省資源、住まいの環境づくりというテーマで講演していただきました。4月に編集委員会との共催で小田原かなごてファームというソーラーシェアリングの見学に行きました。8月には大阪支部の造園設計の大原さんに、花の咲く時期がおかしいという「身近に感じる気候危機」、9月は福井支部の由田さんに「生活の中での自然エネルギー」というテーマで市民共同発電所を作る会の話、藤本昌也さんの話題提供を予定しています。
■第33回全国研究集会in奈良 現在、奈良支部を中心に関西の支部で準備を進めており、記念講演会2本、見学会4コースの紹介、進捗状況についてスライドを使っての報告がありました。資料集についてはホームページからのダウンロードが検討されています。また、各分科会担当者から準備状況の報告、参加呼びかけがありました。
■建まちセミナー(オンライン)開催報告(8/31)
現地および関東の会員で入念に準備されていましたが、台風接近により現地での開催は直前に中止しました。しかし、急遽オンライン開催に切り替えて約70名の参加があり、充実した企画となりました。現地の那須まちづくり広場の協力と参加会員の協力もあって、費用的な損失も最小限にとどめることができました。別の機会に現地を訪れたいという声が多くありました。※以上、各支部の活動、研究会活動等を詳細に報告し、各委員会報告と組織財政報告は省略しました。(全国事務局・大槻博司)