新年の1月の表紙は、レム・コールハースのデンマーク建築センターです。この建物は、デンマークの港湾地区にある展示スペース、オフィス、共同作業スペース、カフェ、書店、フィットネスセンター、レストラン、アパートで構成される複合施設です。この建物が建つ前は醸造所がありましたが、1960年代に焼失。その後何度か開発計画が持ち上がりましたが、敷地を幹線道路が横切っているためなかなか難しかったようです。今回の計画は幹線道路をまたぐように建物が計画されており、そのため梁をトラス形状にして道路をまたげるスパンを稼ぐなど構造上の工夫が見られます。建物外観はガラスや金属版のキューブを組み合わせたような外観で、多様な用途を含んだ複合施設の複雑さが表されているようです。
センターの外観です。真ん中を公道が通り抜けています。
建築の紹介をVRで行う展示です。
ちょうど建築展のようなものをやっていました。
写真は建物内の公衆トイレです。玄関ホールに面したトイレの扉を開けると、下の写真のように片面にブースがずらりと並んでいます。各ブースの扉には写真左の2種類の男女マークがあり、利用者が男女どちらに入るかは玄関ホールからはわからないようになっています。これも多様性に対する一つの解答ではないでしょうか。
左に男性女性のブースが並んでいます。
女性ブースのマークです。
男性ブースのマークです。
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