新建には50年以上に渡る実践と技術と知識と知恵があります。
しかし会員の多くは、初期メンバーではなく、途中から参入された方も多いため、その過去のアーカイブを積極的に再読するということはしてきていません。先人に学ばずして何が建築運動でしょう。ということで、「建築とまちづくり」誌を再読していくというプロジェクトを.Mでは行います。
私が興味を持っているのは「運動論」です。
建築運動は大きなうねりを持って、様々な社会的足跡を残してきました。過去形なのは、現在の建築運動は当時に比べれば停滞しているように見えるからです。
ではどうして停滞してきてしまったのか、そしてこれからどう位置づけ直せばいいのか、それについて、先人に学びたい、という視点です。