260423板橋区まち視察

東京問題研究会

大山ハッピーロードと高島平団地 視察        山下千佳
                                          
 3月24日(火)13時~16時30分、「まちづくり市民フォーラム」(9/5)で講師をしていただく、岩見良太郎さんと西本千尋さんを、大山ハッピーロード商店街と高島平団地にご案内しました。
大山問題を考える会の田原さんに案内をしていただき、商店街とその周辺を廻った後、考える会の事務所で商店街理事長の大野さんを交えて、懇談をしました。  
 ハッピーロード大山商店街は、板橋区大山町に位置する1970年代後半、地域の小売業者が連携して商業の活性化を目指し、1978年に全長約560メートルのアーケード型商店街として整備されました。名称の「ハッピーロード」は、買い物客と地域住民の幸福な交流の場を意図して名付けられそうです。
 地域に根ざした商店街として親しまれてきましたが、近年の再開発により大きな変化が生じています。特に、連続していたアーケードの一部が分断され、これまでの一体的で回遊性の高い空間構成が損なわれつつあります。加えて、周辺では超高層建物の建設が進められ、従来の商店街のスケールや景観との関係において新たな課題が生じています。
 防災性の向上や都市機能の更新といった利点がある一方で、これまで培われてきた商店街のにぎわいや人のつながりをどのように継承していくかが重要な論点となっています。地域の特性を踏まえたまちづくりのあり方が問われていると感じました。

 15時30分に高島平団地で、住民参加のまちづくりを考える会@高島平の星さんと佐藤さんに案内していただきました。
 高島平団地は、1960年代後半〜70年代に整備された大規模団地で、5階建て中心の住宅と広い緑地により、ゆとりある住環境が特徴となっています。
 現在は建替えが検討されており、計画では一部に超高層住宅(最大約110m)の建設が予定され、2030〜35年度頃の完成が見込まれています。これにより更新や利便性向上が期待される一方で、日照や風通し、緑地のあり方、これまでの近隣関係の変化などが気になる点として挙げられます。規模や生活環境への影響を懸念する住民の声や見直しを求める声もあり、住民主体のまちづくりのあり方が問われています。
 また、高齢の居住者にとっては仮移転や再入居の負担、将来的な家賃・管理費の変化なども配慮が必要と考えられます。
単なる建替え・高度利用の枠組みではなく、既存ストックの活用や段階的更新など、多様な選択肢を含めた再検討が必要と思いました。

 商店街のにぎわいと再開発の動き、団地の建替えをめぐる課題などを見ながら、「誰のためのまちづくりか」「住民主体とは何か」について意見を交わしました。暮らしや人の関係に目を向けることの大切さが、あらためて共有されました。
 こうした現地での気づきは、9月5日(土)「まちづくり市民フォーラム」(板橋区立グリーンホール)での講演へとつながります。
 ぜひご参加いただき、これからのまちづくりを一緒に考えてみませんか。

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