2011年3月11日に発生した東日本大震災の2日後に「東日本大震災に対する新建築家技術者集団第一次声明」を発表し、専門家集団の全国組織として、被災地の活動と協働して復興を支援することを目的に、全国常任幹事会に付属する新建東日本大震災復興支援会議(略称:新建復興支援会議)を設置した。その役割は「1.現地の会員や支部がおこなう復旧支援に人的、技術的に協力する。」「2.現地における専門家の支援ネットワークの設立や組織強化を支え、支援ネットワークと新建全国組織とのパイプ役となる。」「3.住民主体の復興を貫くために、必要に応じて震災や復興に関する声明・提言・マニュアル等を発表する。」「4.復興事業においては地元支部、支援ネットワークと協働して事業支援体制をつくる。」とした。
支援会議の活動については、大会・機関会議・研究集会・建まちセミナー・建まち誌・『社会派建築宣言』(2013年出版)などの機会に報告した。直接の支援以外にもメーリングリストの利用やホームページはその情報量から高い評価を受けた。(復興支援会議会議事務局次長 山下)