東京支部50周年「建築とまちづくり展」を7月3日(土)~4日(日)に板橋区立グリーンホール+オンライン+YouTube視聴というコロナ禍で工夫をして、もっとも効果的なスタイルで開催しました。
実行委員会の積み上げが生んだ「建築とまちづくり展」
3月より実行委員会をスタートし、月に2回、2週間に1度のペースで6月いっぱい予定を組み、進めました。実行委員会は8回開催し延べ145名の参加があり、8月17日には「まとめ」の第9回実行委員会を行ない、延べ人数は158名となりました。記録は、片柳順平さんが1回も欠かすことなく書いてくださり、積み重ねとなりました。支部にとっても、年月が経ったときに大事な記録となります。50年を振り返り「記憶を記録にしよう」というのも大きな柱でした。
毎回、テーマ別の報告を20分行いました。なかなか時間通りになりませんでしたが、当日のトークセッションとリレートークにつながる形としました。
ふり返れば、2019年4月に全国50周年記念行事の第1回実行委員会後から2年を越してずっと「新建50年」について考えていた気がします。
ハラハラドキドキのハイブリット YouTube配信
申込者は来場・オンライン併せて111名、2日間の来場者は66名、ZOOM参加者(報告者)は8名、YouTubeリアルタイム視聴は3日(午前)47人(午後)42人、4日34人でした。YouTubeを1週間限定公開し再生回数は3日が286人、4日が111人となりました。
今回は大きい規模の会場で密を避け、報告者等の一部の方はオンライン参加というハイブリット型で、それをリアルでYouTube配信して視聴してもらう方法に挑戦しました。会場にインターネット環境がなく、また電波も入りにくいという状況で、蓋を開けたら「ドタバタ劇場」で、カメラワークなど夢に描いていたものとは遠くなってしまいました。「苦労が見えて良かったよ」「しっかり視聴できた」と優しい言葉と励ましをいただき心機一転、次はもっと研究してカッコよくという気持ちになりました。
内容と思いが詰まった資料集と壁いっぱいのパネル展示
資料集は68ページになりました。表紙のデザインは会員でイラストレーターの丸山潤さんが描いてくれました。「『図と地』の関係、これまでの様々な人の活動を『図』(建築にまつわる道具たち)として並べ、成果としての『地』(50周年)が見えてくる」というコメントも寄せていただきました。
新建50周年(全国)のロゴマークは馬越まゆみさんの作品で、みんなでつくった素敵な一冊となっています。
別冊として「東京支部50周年 支部アンケートのまとめ」も作成しました。