【報告】鉄筋コンクリートの劣化と補修

活動ブログ

2022.2.18  第11回新建マンションサポート研究会の学習会がオンラインで開かれました。
テーマは「40年超マンションが甦る 鉄筋コンクリートの劣化と補修 ~劣化をストップさせるには!」

講師は片井克美 (新建全国幹事会議長/福岡支部)でした。
参加者は北海道から福岡まで各地の方30人で、マンションの管理組合役員さんも何人も参加されていました。
オンラインの良いところが発揮できました。
築40年を超すマンションの多くは、コンクリート躯体に被り厚不足や水の浸入による劣化が見られます。
そういった箇所には、今までも補修工法が研究され、製品や施工マニュアルも作られてきて補修工事をしてきました。施工マニュアル通りにおこなっても効果は、不確かな場合もありました。今回は片井さんの実際に使った実感からの報告でした。
報告はドイツの世界遺産の団地やガスタンクの集合住宅へのコンバージョンで長く使う可能性も話されました。日本の軍艦島の写真を使いながら劣化の状態とメカニズムが説明され、ご自身の仕事の中での鉄筋腐食の報告もされました。土木では、早くから技術開発がされていたようですが、マンションでも応用できるの
ではないと思ったそうです。田島ルーフィングのリバンプ工法などが使っているとのことですが、他メーカーでもあるそうです。
アスベストも問題が出されました。人への被害が明らかにつれて、基準が厳しくなりました。塗装や下地、モルタルやタイル、接着剤など
身の回りのものや建築にもたくさん使われてきました。
マンションの工事のときに切ったり剥がしたりする工事があり、ほとんどに関係しています。調査や工事も技術や資格が必要になっています。規制の実際の期日が迫
ってきたので、資格確保のための講習が受けられないで困っている現状も明らかになりました。
最後に、新建の会員でない方の参加も多く、新建憲章が紹介されました。       By.千代崎一夫       

       

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