日時:4月5日(土)10:30 JR逗子駅東口集合
バス逗12(海岸回り)葉山(一色)ゆき
住所:神奈川県三浦郡葉山町堀内1968
主催:新建築技術者集団東京支部
定員:15名
参加費:1000円(会員) 2000円(非会員)
申込方法:新建東京支部事務局へmail
shinken-tokyo@group.email.ne.jp
件名に「葉山別邸見学会申込み」とお書きください。
お申し込みの際はお名前、所属、電話番号をお願いします。
1914(大正3)年に竣工。建物は、木造2階建てで銅板葺。緑青と言われる銅が酸化した深みのある色の屋根と、白色の端正なドイツ下見板張りの外壁が特徴的(地元の愛称は「葉山のカサブランカ(白い家)」)。戦後は、イエズス孝女会による管理運営に引き継がれ、修道院として使われていました。隣には同会が運営する幼稚園の園庭があるので、園児や卒園児、保護者には馴染みの存在ですが、常に公開されているものではなく、「知る人ぞ知る」建物というのがまた、別邸の奥ゆかしさだったりします。
別邸は、2017年に国登録有形文化財に指定され、今年で竣工110年。これまで、イエズス孝女会のシスター達がなんとか守り継いできましたが、古い建築物がぶつかる大きな壁、維持管理の課題に直面しています。資金面でも負担が大きく、かつては解体の選択肢も浮上していました。
そこで地元の別荘文化を後世に伝えるべく活動しているNPO法人葉山環境デザイン集団や建築の専門家、地元プレイヤーなどと手を取り合って、保存に関する寄付金の運用や資金調達、実際の保全を手掛ける団体(一般社団法人La Casa Blanca Hayama)が立ち上がりました。
その代表理事である丸谷博男氏の案内で、改修中の見学会を行います。奮ってご参加ください。