犠牲になられた方々に心から哀悼の意を表します。
被災されたみなさまにお見舞い申し上げます。
必死の救命、救急の活動、支援活動をされているみなさまに敬意を表します。
命が失われない、被害が拡大しないことを願っています。
1月1日に能登半島で震度7にもなる地震が起き、津波も日本海側で広範囲に発生しました。
生存率が下がるといわれている72時間の時点では死者84人、安否不明179人と発表されています。直接人命に影響の多い、住宅の倒壊、倒壊ビルからの被害をはじめ、傾斜地の土砂災害、密集地での火災、津波からの避難、緊急の情報伝達の不備などが対応の弱さとして浮かび上がってきました。
万全ではない原発への不安なども地域全体への影響も大きいと思います。
「古い住宅の耐震化が進んでいなかった」「安全でない傾斜地の住宅建設」「密集することでのデメリットへの対応」など建築とまちづくりの分野での対応も求められていることを実感しています。
一方で支援のために羽田から離陸しようとしていた海保機とJAL機との衝突炎上事故の痛ましい事故も見逃せません。羽田での過密離発着には技術の発達と人的な対応の両方が必要で、対応が不十分であることが考えられます。
被災現地への支援と実態の調査をすることをおこないましょう。自然災害から人的な災害にならないようにしなければなりません。建築やまちづくりの専門家として、他団体とも協働して政府への働きかけもおこないます。
各地で日ごろから防災力を高めることも進めて行きましょう。
新建築家技術者集団では、建築とまちづくりの専門家集団である全国組織として、被災地の活動と協働してその復興を支援することを目的に「新建災害復興支援会議」を設置しています。
防災・減災の活動を呼び掛ける役割も果たすと同時に、各地で頻発する自然災害とその度に問われる技術課題や復興政策の問題に対応しています。
2024.1.5 新建築家技術者集団東京支部 代表幹事 杉山昇・千代崎一夫・丸谷博男
【支援カンパのお願い】
支援活動は基本的にはボランティアで進めます。経済的負担が現地活動を難しくしている状況を補い、被災地支援ができるように「復興支援活動助成制度」を設けて執行しています。
ご協力をお願いします。
◆支援活動募金口座◆
みずほ銀行新宿新都心支店
普通 3914020
名義 新建築家技術者集団