日本の伝統的な暮らしは地球と共生していた
持続可能な社会における住まいと暮らしのあり方を問う
講話 丸⾕博男 ⼀般社団法⼈エコハウス研究会代表理事
新建築家技術者集団東京⽀部代表幹事
⼀昨年の2020年は、1920年(⼤正9年)の分離派建築会宣⾔から始まる⽇本近代建築運動100年という節⽬でした。そして太平洋戦争後77年の節⽬にあたり、改めて今、建築⼈に求められている課題、⽣き⽅を皆様にお伝えします。ここで⾔う「建築⼈」とは、建築家、建築技術者、建築関連研究者・市⺠活動家など建築や町を愛し、それらのより良いあり⽅を求めている⼈々を意味しています。
戦後の復興は⽇本にとっては輝かしい道でした。そしてアジア、世界に対しても⽬覚ましい発展を⽰しました。しかし、その道は持続可能な道ではなく、失ったものも少なくないものがありました。世界は⽇本の暮らし⽅、⽇本⼈の⽂化に多くの共感を抱いています。そのような⽇本にあって、⽇本⼈である私たち⾃⾝が失ったものを取り戻し、環境共⽣的・地球共⽣的な暮らし⽅、社会の姿を取り戻さなければなりません。
そのように決意すると、これらすべてのキーワードは、「⽇本の⽊で⽊造建築をつくる」ことに尽きることに気付きます。
豊富な森林は豊富な⽔資源を⽣み出します。そのお陰で美しい⼭⾕があり、渓⾕を⽣み出し、なだらかに広がる平野を作り出します。⼭のミネラルは豊かな海洋資源を作り出し、⼭海の資源を⽣み出すのです。
⾔い換えれば、総合的な⽣業として「観光」があるのです。⽇本の観光は、⽇本の伝統芸能や⾷の世界なども含め地球視野・世界視野での価値があります。⽊造建築の街並みはさらに美しい⽇本を⽣み出していくことでしょう。もう⼀つのキーワードは「⽣業の⽣態系の保全」(by三井所清典)です。
会費 2000円 申込先 https://ws.formzu.net/fgen/S75519222/
詳しくは→丸谷博男の講話・中部編フライヤー
4⽉06⽇wed18:30~20:30 名古屋市
4⽉07⽇thur18:30~20:30 岐⾩市
4⽉08⽇fri 18:30~20:30 四⽇市
・名古屋会場 名古屋市千種区吹上2-6-3 名古屋市中⼩企業振興会館(吹上ホール)
・岐⾩会場 岐⾩県岐⾩市司町40-5 ぎふメディアコスモス/かんがえるスタジオA1
・四⽇市会場 四⽇市市葛岡町7-16-1 四⽇市⽂化会館 第2会議室
詳しくは→丸谷博男の講話・新潟編フライヤー
4⽉20⽇wed18:30~20:30 ⻑岡市
4⽉21⽇thur18:30~20:30 新潟市
・⻑岡会場 新潟県⻑岡市⼤⼿通2-6 フェニックス⼤⼿イースト4F
・新潟会場 新潟県新潟市中央区磯町通2086 中央公⺠館 301会議室
参考資料 ◆会報「そらどま」2022年春号