しながわ防災体験館に行ってみて

防災・被災地支援

業務の関係で、品川区役所に行くことが多いのですが、庁舎の食堂に寄った時、同じフロアのお向かいに「しながわ防災体験館」を発見。
昼休み時間に、お邪魔してみることにしました。

「しながわ防災体験館」は2011年に発生した東日本大震災の教訓などを踏まえ、災害から生き延びることを目的として、災害時の正しい知識や技術の習得と防災意識の向上が図れるよう、庁舎内の防災センター2階を全面的に改修した施設です。
ここは、より多くの人たちに利用してもらえるよう日曜日も開館しているようで、日本語のほか、英語、中国語、韓国語と多言語にも対応しています。

また各コーナーでは、タッチパネル式のモニターにて2分程度の体験内容のダイジェスト紹介映像の視聴と、おさらいのQ&Aクイズを行うことができます。

私の印象に残ったのは、 三つの天井付プロジェクターから映し出されるワイドな映像。1.17の震災の記録とともに、当時の震災経験者が戸髄なにを感じたかや、いま何を思い、どのような活動をしているのかなどがまとめられた映像が投影されていました。

その映像を見て、感じたのは、「日本はやっぱり災害大国だなぁ」ということです。最近ではより顕著になりましたが、台風による首都圏での水害は毎年のように発生します。来るぞ来るぞといわれている南海トラフ地震も心配ですし、かと思えば、火山噴火に伴う気圧の急速な低下により、「気象津波」が発生するというまさかの事態も発生しました。なんだか、どこに居ても何らかの災害に出くわすことは免れないのかも…と感じてしまいます。

だからこそ、日頃からの「備え」が大切なことなのではと考えます。住まいの耐震化など、ハード面での備えはもちろんですが、非常食を用意したり、いざという時の避難行動を、災害の種類や被災場所ごとに家族と話し合っておく、ということも重要な備えです。

私は、妻の電話番号や実家の住所を紙に書き、いつも携帯しています。固定電話を持つ人も減っていますし、LINEなどのSNSツールが普及している今、例え配偶者だとしても電話番号を暗記しているかといわれると、必ずしも覚えていないことがあります。
また、災害による停電が発生していた場合、携帯電話の電池など1日でなくなってしまいますから、電子媒体ではなく紙に記録しておいた方が良いこともあります。

みなさんは災害に備えどのような対策をしていますか。ぜひ、”もしも”に備えた想像や練習を、日常的に気に留めながら、すごしたいなと2感じます。    澤田大樹

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