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建築とまちづくり 2019年4月号 No.484
<表紙写真 大槻博司>
02 災害復興の姿 -3- インドネシアのコアハウス 塩崎賢明
03 忙中閑 石と木の建築の合理性 新井英明
04 主張 小平市議会:辺野古問題についての意見書を可決 杉山昇
特集 マンションリフォーム─専有部分模様替えの様相
ストック戸数が増加の一途で、いまや都市住宅の主役になったマンション(区分所有共同住宅)ですが、一方では経年劣化や居住者の高齢化が進み、マンション全体の維持管理が大きな問題になっています。本誌でも毎年のようにこのテーマを取り上げて、特集を組んでいます。
しかし、経年劣化や居住者の高齢化といった問題は、個々の住宅のなかでも起きています。専有部分の改修・模様替えも大切な住まいの課題です。経年の変化に対応するという点では、レディーメイドのマンションだけでなく、コーポラティブハウスでも同じような問題が起きてきます。住空間と暮らしの本質的な関係といえます。
共同住宅での住戸改修は、隣戸や共用部との関係が問題になります。最近では占有と共用の仕分け、区分所有の概念は一般に共有されるようになったようです。それだけに、ルールが優先してしまう窮屈さを生じているとも聞きます。改修技術にも進歩や工夫がみられますが、個と全体の関係の難しさは残っています。共同住宅の変わらぬ課題です。
一方で、原状回復義務にしばられて、釘一本打つのも神経を使った賃貸住宅も大分様変わりして、模様替えの自由度が増えています。民法の改正もあって、住まい手の負担という点では改善が見られます。
ところで、住戸の改修をリフォームと呼ぶのは和製用語で、英語ではリモデリングです。もっとも、共同住宅をマンションというのも日本だけでしょうから、余り気にしても仕方ありません。すっかり定着したマンションでの暮らしに直結するリフォームを、制度や仕組みと実践の両面から改めて見直してみようというのが本特集の狙いです。
特集担当編集員/鎌田一夫
<扉写真 大槻博司・鎌田一夫>
06 住まい手にとっての模様替えの意味─集合住宅の専有部分の改修工事 南一誠
10 マンションリフォームの自由と不自由─区分所有法、管理組合との関係 大槻博司
15 リフォームとマンション価値 栗山立己
19 コーポラティブハウスの住戸内改修 畑中仁+松木康高
22 3LDKのマンションリフォーム─夫婦の第二の人生に向けて 高本明生・佳代
24 新婚夫婦のためのマンション改修二題 柳澤泰博
26 車いす生活も想定した改修・D邸 中安博司
28 UR賃貸住宅における模様替え基準の緩和とDIYなどの試行 竹内清
31 書籍から 東日本大震災100の教訓 地震・津波編
32 新建のひろば
愛知支部─「中村好文さん設計のソーラーハウス見学会」
シンポジウム公共住宅団地と都市再開発
─北青山三丁目市街地住宅をめぐる諸課題
NPO法人設計協同フォーラム25周年記念「暮らし健やか住まい展」
復興支援会議ほか支援活動の記録(2019年2月1日~2月28日)
39 普通の景観考〈17〉「春の小川」に出会いたい 中林浩
建築とまちづくり 2019年3月号 No.483
<表紙写真 持続可能なマンションづくりのワークショップ 辻井左恵>
02 災害復興の姿 -2- 新長田駅南地区の再開発 塩崎賢明
03 忙中閑 一人ひとりの人生設計 新井英明
04 主張 団塊の世代の私たち~社会からのリタイヤはやめよう 新井隆夫
特集 建築職能の変容─細分化・多様化する仕事
少し前まで建築は大工棟梁がつくっていましたが、建築の大規模化、複雑化に伴って細分化され、それぞれの専門技術者が各部分を担うようになりました。設計という仕事が棟梁から分化したのは長い歴史から見れば最近のことと言えるかもしれないし、その設計も意匠、構造、電気、機械と細分化されましたが、ここまでは「大規模化、複雑化」が理由であり、役割分担の範疇でしょう。なぜなら具体的な作業は分担していても全体を総合する役割の設計者は必要であり、木造建築工事においても棟梁がその役割を果たしているからです。
本特集の発意のひとつは「大規模化、複雑化」だけが理由ではない細分化、即ち建築が利潤追求のためにつくられる時、別の意味の細分化が進んでいるのではないかということです。
建築の目的はひと言でいうと人々の幸せであり、全体を総合する設計者あるいは棟梁がその目的達成のために知恵と技術を発揮します。しかし、利潤追求を目的として知恵と技術を発揮するのは建築技術者ではない者です。人々の幸せのため知恵と技術を発揮しようとする建築技術者は不要になり、利潤追求のために細分化された一部分に埋没している建築技術者の現状があるのではないか、さらに建築教育や資格制度は全体を総合する建築技術者よりも後者の細分化に適した技術者をつくろうとしているのではないか、という問題意識です。
一方でまちやコミュニティは、祭事や共同役務などにもとづく様々な行事によって自然に育成されていた時代とは違って、現代は無意識に過ごしていると自然に希薄化し、意識的につながりを求めなければ孤立して幸せでない方向に向かってしまうかもしれません。地域の中で意識的につながりを求める人たちをつなぎ、集まる場所を探してそこに集まる空間をつくる、という単体の建築行為から見れば大きく広がった多様な役割が求められる時代、即ち行政や金融、不動産、福祉がバラバラに担っていた多様な役割を総合して最終的に人々の幸せのための空間をつくる仕事が建築技術者に求められている時代かもしれません。
このように考えると細分化された仕事を再び総合し、さらに総合力を持って多様なかたちで専門性を発揮することが人々の幸せにつながるのではないか、しかし利潤追求の建築行為が横行している中で総合性と多様性に見合う報酬が確保できるのか。
本特集は、「細分化」と「多様化」は反意語ではないことを意識しながら建築技術者に求められる役割、多様化の事例紹介、資格制度の課題、役割に相応しい対価の問題を含めて建築技術者の生きがいを考える序章として編んでみました。
特集担当編集委員/大槻博司
<扉写真 大槻博司>
06 建築環境の傾向を見極めよう 伴年晶
09 まちづくりがひろげる建築技術者の仕事
─まちの居場所づくりに関わって 岡田昭人+津久井誠
15 人間らしく働き 良い仕事をする─もえぎ設計で考えてきたこと 田村宏明
19 建築士法改正案の内容と課題 山口達也
22 工務店の新しい役割とこれから 松塲謙一
24 新日本再生紀行〈16〉 岩手県紫波郡紫波町 その2 小笠原浩次
26 新建のひろば
千葉支部─総会記念講演
「創宇社建築会の時代─戦前・戦時・戦後の建築家・建築技術者たち─」
第31回大会期第3回全国常任幹事会報告
東京支部─「東京の都市問題を大いに語る 新春のつどい」
大阪支部─2019年年間企画月例勉強会
「建築家:たのしく仕事してちゃんとメシを食う!」第1回報告
神奈川支部─実践報告会
復興支援会議ほか支援活動の記録(2019年1月1日~1月31日)
33 普通の景観考〈16〉 麻痺の首都だったダブリン 中林浩
建築とまちづくり 2019年2月号 No.482
<表紙写真 苫前の風力発電風車 高田桂子>
02 災害復興の姿 -1- 差し込み型高台移転 塩崎賢明
03 忙中閑 昔男ありけり 新井英明
04 主張 沖縄が切り裂かれていく 今村彰宏
特集 エネルギー転換と地域の挑戦
東日本大震災は、暮らしの根幹であるエネルギーの生産と消費のあり方について私たちに猛省をうながした。
3.11前、エネルギーと発電の3割を占めていた原子力だが、福島第一原発が地震動と津波の影響で水素爆発を起こして大量の放射性物質を環境に放出、人々の生活を破壊した。原子力発電から脱却しなければならないことが明らかになった。
エネルギー消費側の都市部では、電気はあって当たり前と、電気をはじめエネルギーの大量消費をつづけてきたが、3.11後もその流れは変わらない。エネルギーの大量消費は、二酸化炭素を大量に排出させ、地球温暖化を促進する。
昨年、西日本豪雨水害や大規模台風による災害が相次いで日本列島を襲ったが、これらは温暖化の影響と考えられている。
いま、温暖化対策は地球の将来を決める重要課題となっている。昨年12月、COP24で話し合われたのは、気候変動抑制を目指すパリ協定実施のためのルールづくりだが、日本は残念ながら世界から遅れをとっている。
私たちは、原発依存から決別し、持続可能なエネルギーのあり方を具体的に描くべき時に来ている。そこで、今回の特集では、エネルギーの地産地消をどのように進めるのかに迫っていきたい。
本特集では、まず世界のエネルギー政策を概観し、日本のエネルギー政策の位置を確認する。その上で、都市計画・まちづくりの視点から原発廃止の必要性を述べ、ドイツでの原発廃炉後の地域再生の取り組みから日本の原発立地地域の未来を俯瞰する。
後半では、全国の4地域から分散型エネルギー生産への挑戦を報告する。北海道から、日本初のブラックアウトの教訓と道内バイオマス利用の紹介、会津からは、原発に依存せず地産地消の電力会社を立ち上げた取り組み、長野・飯田からは日本初の分散型太陽光発電市民出資、福井からは、市民で作る発電所と節電所の取り組みである。いずれも個性的な取り組みである。
特別編集委員/乾康代
編集委員/高田桂子
<扉写真 乾康代・高田桂子>
06 日本のエネルギー政策の立ち遅れと自然エネルギーの可能性 大友詔雄
12 原発に地域の未来を託せない
─ドイツ・ルブミン村に学ぶ廃炉後の地域再生 乾康代
18 ブラックアウトを経験した北海道で考える自然エネルギーの方向性 山形定
25 水と食料とエネルギーの自給と地域の自立
─会津電力の設立と地域資本 佐藤彌右衛門
29 南信州からエネルギー地産地消を全国へ
─日本初の分散型太陽光市民出資 谷口彰
33 福井発・市民が作る発電所と節電所 由田昭治
37 追悼 大石治孝氏 鈴木武・本多ゆかり
38 新日本再生紀行〈15〉 岩手県紫波郡紫波町 その1 小笠原浩次
40 新建のひろば
北海道胆振東部地震の災害概要とその後
京都支部─新建叢書第2弾
『すまい・まちづくりの明日を拓く─京都の実践』出版記念会
東京支部─東京BAUHAUS2018
神奈川支部─実践報告会
北海道支部─新建2018仕事を語る会
福岡支部─伝統的構法の設計法(標準設計法案)講習会
福岡支部─「2019年夏は、ぜひ福岡に!!」
復興支援会議ほか支援活動の記録(2018年12月1日~12月31日)
47 普通の景観考〈15〉 森見登美彦の京都・左京区 中林浩
建築とまちづくり 2019年1月号 No.481
<表紙写真 明治村に移築された帝国ホテルの玄関まわり 黒野晶大>
02 災害復興の姿 -プロローグ-
国内外の震災復興の事例に学ぶ 塩崎賢明
03 忙中閑 社会運動誰でもできる 新井英明
04 主張 ライフ・ステージをつなぐコミュニティ空間を─京都の緊急課題 片方信也
特集 明日につなぐ建築まちづくり活動─第31回新建全国研究集会から
2年に1度の新建全国研究集会、第31回は昨年11月に愛知県の犬山市で開催されました。犬山は2006年に建まちセミナーを開催した縁の地です。
研究集会は1972年に京都で第1回が開催され、当初は毎年行われていましたが第16回(前回の岐阜)から隔年開催となりました。第25回(横浜)からは、それまでは当日に資料を持ち込んでいたのを事前に報告集を印刷製本するようになり、第26回(奈良)からは分科会をAB二つのグループとし二日に分けて行うスタイルが確立し、巾のある参加が可能になりました。
本特集では、12分科会で60の報告の中から5編を紹介し、あわせて記念企画や見学会の報告と参加者の感想を掲載しました。
本誌での報告の紹介は新建賞の様なアワードの意味はなく、それまで余り紹介されていない活動や仕事をメインにしてきました。しかし、今回はすでに実績のある方々の報告が並びました。それは、新建活動の展開が止まったのではなく、本誌やホームページでの情報発信が盛んになったので、研究集会で初めてというケースが少なくなったためです。
それに実績があるといっても、報告の内容は今までより進化したものです。常に新たな試みにチャレンジしている新建会員の姿勢を象徴する報告です。
各分科会の記録(データ)は全国幹事の方々に届いています。また報告集の残部も全国事務局にあります。集会に参加出来なかったが関心のある方はどうか取り寄せて下さい(報告記事を参照)。
次回、第32回研究集会は新建設立50周年の記念行事としても取り組まれることになるでしょう。
これから2年間の活動に加えて、50年間の運動を問う研究集会になります。しっかり準備をして成功させたいものです。
特集担当編集委員/鎌田一夫
<扉写真 福田啓次・黒野晶大>
06 第1分科会報告 立地適正化計画批判と場のまちづくり 岩見良太郎
13 第4分科会報告 山がくれた遊具 大塚謙太郎
18 第5分科会報告 まちなかのみんなの居場所「まちかどサロン」 野田明宏
22 第7分科会報告 平屋のむらづくり 伴年晶
25 第10分科会報告 地域で暮らす障害者のグループホーム 星厚裕
29 第31回新建全国研究集会(犬山)
全体と分科会の報告/記念企画/交流会/見学会/参加者感想
40 新日本再生紀行〈14〉 奈良県生駒市 伏見康司
42 新建のひろば
西日本豪雨災害─岡山県内の状況報告
「災害対策全国交流集会inいわて」
奈良支部─「葛城の歴史と町並みを訪ねるハイキング」
「東京地方自治研究集会」2つの分科会を中心に参加
復興支援会議ほか支援活動の記録(2018年11月1日~11月30日)
51 普通の景観考〈14〉 ソウルの街路景観 中林浩
建築とまちづくり 2018年12月号 No.480
<表紙写真 郊外住宅地のまち角(船橋市)鎌田一夫>
02 英国住宅物語 -エピローグ-
佐藤健正さんとイギリス 川崎直宏
03 忙中閑 景気対策と無縁の外環道 新井英明
04 主張 大阪万博とカジノ、そしてバブル崩壊 栗山立已
特集 まちを形づくる主役・脇役たち
歴史的まち並み、近代建築、登録文化財、あるいは著名建築家の作品などは、私たちはいつもそれらに関心を持って機会があれば見学に行ったりします。しかし、普段はなんの変哲もないまちに暮らし、身の廻りのまちの風景に関心を寄せることなく活動
していることが多いでしょう。それどころか「こんなところに超高層マンションが建ってしまった、まちの景色が悪くなる」と嘆いています。
一方で、少しまわり道をしてみた時、初めての目的地で道に迷っている時、いつもは素通りする道で渋滞に巻き込まれた時などに「こんなところに面白いものが建っている」という発見もあります。
また、いつも通る道で無意識に目印にしている気に入った建築、見学ではなく用があってしばしば訪れてその秀逸さを体感している建築もあります。
そのような建築などがつくり出すまちの景観は、私たち専門家だけではなく普通の人々の目にも留まっていて、まちの形態を認識する上で重要な要素になっているはずです。
本特集では、誰もがまちの主役と認める建築や、片隅で渋い輝きを放っている建築、普段は何気なく見過ごしているが立ち止まって見ると意外と面白い建築、あたりまえに通り過ぎているが実は珍しいまちの風景などを、市民の視点で取り上げてみました。
<扉写真 大槻博司・鎌田一夫>
06 市民のための庁舎─宝塚市役所 大原紀子
07 まちと一緒に成長し地域景観になじむ─大阪経済大学群 伴年晶
08 東京下町で見つけたお気に入りのお店 持田庄一
10 住棟と植栽樹木が織りなす景観─志木ニュータウン 小林良雄
12 普通の建築にない「ままならなさ」と「面白さ」─鉄道高架下建築 栗山立己
13 昭和から平成の庶民住宅競演─コーポ新豊里界隈 大槻博司
14 ホテルガーデンスクエア静岡界隈 本多ゆかり
16 「まちかど」建築考─松江市の下町・雑賀町 泉宏佳
17 BORDER考:境界線のあたり─鈴鹿市の住宅地 黒野晶大
18 公共歩廊がつくりだした空中の商店街─松戸駅東口デッキ 鎌田一夫
20 書棚から 再開発は誰のためか 住民不在の都市再生
21 新建のひろば
東京支部─東京BAUHAUS2018
第14回地方自治研究全国集会
京都支部─針江「生水の郷」を巡る旅
東北・北海道ブロック会議
福岡支部─「2019年夏は、ぜひ福岡に!!」
復興支援会議ほか支援活動の記録(2018年10月1日~10月31日)
43 普通の景観考〈13〉 ヤンバンの住んだ北村 中林浩
建築とまちづくり 2018年11月号 No.479
<表紙写真 高本直司>
02 英国住宅物語 -20-
持続可能なコミュニティへの取り組み イギリス政府のデザイン政策 佐藤健正
03 忙中閑 何処からどこへ物の旅 新井英明
04 主張 豊かなこととは 大西智子
特集 エコ住宅はこれから何を目指すのか
人間の存在自体がそうですが、建築行為は地球環境に大きな負荷を掛けています。①大地を改変し、人工物で覆う ②建材の生産や建設で消費する資源とエネルギー ③建築内部環境維持で消費するエネルギー、等などによる負荷です。
こうした人為的な負荷は、地球本来の気象循環(寒冷と温暖の繰り返し)のサイクルを狂わせ、極端な温暖化現象を生み出す危険な状況に至っており、あらゆる分野で環境負荷を低減する努力が求められています。
いわゆる、エコロジカル住宅も良好な内部環境の実現と共に、それを維持するためエネルギーの低減を目指しています。長年の研究と実践によって、高気密高断熱という基本的な方向は見えて来たといえます。
しかし、高気密高断熱の技術が固定化してしまう問題があります。常に、快適さを作る手法に何があるのかを探っていくことが大切です。省エネと快適性を実現するのは、かならずしも断熱・気密だけでないはずです。
さらに、人口が減少する縮退社会にふさわしいエネルギー使用のあり方も模索されています。
特集では、高気密高断という一応の到達点に達したエコロジカル住宅の、これからを構想します。
特別編集委員/丸谷博男
担当編集委員/鎌田一夫
06 〈対談〉エコロジカルな住宅設計のあり方
─技術、政策、社会状況の変化をふまえて 丸谷博男×高本直司
14 省エネで快適なすまいづくり 江藤眞理子
18 温暖地でつくる日本の家 大石智
24 全体の調和がとれたエコハウス 辻充孝
28 愛知における外国人の居住福祉問題 岡本祥浩
32 新日本再生紀行〈13〉 奈良県生駒市 岩城由里子
34 書棚から 原発都市 歪められた都市開発の未来
35 新建のひろば
西日本ブロック会議報告
関東ブロック会議報告
中部ブロック主催─「建築とまちづくりセミナーin稲荷山 (長野) 」参加の感想
復興支援会議ほか支援活動の記録(2018年9月1日~9月30日)
43 普通の景観考〈12〉 人気上昇中の北千住 中林浩
建築とまちづくり 2018年10月号 No.478
<表紙写真 黒野晶大>
02 英国住宅物語 -19-持続可能なコミュニティへの取り組み アーバン・ルネッサンスに向けて 佐藤健正
03 忙中閑 街に恐怖がやって来る 新井英明
04 主張 「地方創生」のゆくえ 岡田昭人
特集 愛知のまちづくり/課題と処方箋
今回の特集は、愛知県犬山市での第31回全国研究集会に関連して企画しました。愛知・中部圏のまちづくりをとり上げています。内容は都市計画マスタープランから、具体的な商店街活性化の手法までさまざまです。
現在、経済優先のまちづくりとして、リニア、名古屋駅前再開発、ホテル・タワーマンションの乱立、大型ショッピングモールなどが進行しています。
一方で、市民優先のまちづくりとして、時間をかけたワークショップでのまちづくりや商店街活性化のとりくみ、歴史的まちなみ保存とい
うかたちで、さまざまなとりくみがおこなわれていますが、なかなか経済的に成立しうるところまではいっていないのが現状のようです。
そのようななかで、名古屋市の都心において、経済優先と市民優先の対立軸のあいだを結ぶ模索が、産官学・商店街・市民・まちづくり会社などによって行われています。
また、今回はこうした対立軸とは別の観点から、農と共生するまちづくりや、外国人労働者の暮らしと住まいの問題などにも目を向けています。
自律発展するため、自分の住むまちへ関心を向ける事とともに、地域固有の歴史的空間や風俗の活用としくみづくりの実践は、全国のまちづくりの処方箋になるでしょう。また、専門分野の外に出て、いろいろな人たちと対話をすることが、バランスを考えるには大事ではないでしょうか。
本特集は、中部圏において多角的に「まちのつくりかた」の事例などをとり上げることで、経済優先のまちづくりから抜け出すための課題や、未来を拓く鍵・処方箋を探します。課題を処方箋に。
特別編集委員/福田啓次
特集担当編集委員/黒野晶大
<扉写真 黒野晶大>
06 都市計画と市街地開発・まちづくりを考える
-愛知県での関わりを中心に 村山顕人
12 犬山のまちづくり
-城下町地区を中心に 海道清信
16 明るい未来社会を描く田園都市
-農と共生するまちづくり田園都市協会の活動と入会のお誘い 古田豊彦+倉知正美
21 名古屋·大須商店街のまちづくり 今村敏雄
25 愛知における外国人の居住福祉問題 岡本祥浩
30 錦二丁目・長者町地区のまちづくり
-自律発展的まちづくりプロセスの構築に向けて 名畑恵
36 新建第31回全国研究集会 プログラム一覧
38 書棚から まち再生の術語術
39 新建のひろば
東海・北信越支部─中部ブロック会議を開催して
住まい連研修会「東京の住まいの貧困と住宅施策を考える」
京都支部─「木造ドミノを読み解く」
富山支部─住宅講座「いきている長屋&竹原義二の住宅建築」
復興支援会議ほか支援活動の記録(2018年8月1日~8月31日)
45 普通の景観考〈11〉 下町の原点、日本橋 中林浩
建築とまちづくり 2018年9月号 No.477
<表紙写真 現場での打ち合わせ 松木康高>
02 英国住宅物語 -18-
持続可能なコミュニティへの取り組 アーバンビレッジ運動とその展開 佐藤健正
03 忙中閑 生れ変る奈良少年刑務所 新井英明
04 主張 「民間活用」の先を構想しよう 鎌田一夫
特集 人間らしく生きる 私たちの新しい働き方
今年国会で成立したいわゆる「働き方改革関連法案」の論議もあり、私たちの働き方はこのままでいいのか、という問いかけがマスコミだけでなく、さまざまな分野で、そして個人レベルでも論議になりました。
日本では過労死や過労自殺が後を絶たず、セクハラ・パワハラによる官庁不祥事が相次ぐなかで、アメリカ発の「Me Too」運動の盛り上がりにより、性暴力やセクハラ被害者が声を上げる新たな運動が世界中に広がっています。
建築まちづくり分野ではどうでしょうか。
昨年、新国立競技場の建設現場で若い現場監督が過労自殺し労災認定された事件はショッキングでした。しかも、「人間の尊厳の尊重」を重視するオリンピック建設現場で、それを踏みにじるような働き方を強いた結果でした。
建築建設現場は、長時間労働と人手不足が深刻で常態化しています。これに対して政府も業界も危機感をもち、国交省は今年3月「建設業働き方加速化プログラム」を策定しました。
設計分野では日本建築士事務所協会が、2014年に業務環境改善WGを立ち上げて会員アンケートを行いながら次世代ロードマップを2019年までに確立するとしています。課題としてあげているのは長時間労働の是正、雇用改善、設計環境・教育環境の整備、業務報酬の引き上げなどです。
こうした最近の動きのなかではよく「労働生産性の向上」「業のあり方を変える」という言葉が使われます。しかし、私たちが仕事で感じる喜びは、時間の短さやお金ではないでしょう。単に労働生産性をあげることでもないし、BIMやAI等で変わっていく設計過程に疑問を感じる時があるのも共通の思いではないでしょうか。
これからの働き方として目標となるのは「ディーセント・ワーク」の考え方です。
「ディーセント・ワーク」は1999年にILO(国際労働機関)総会で21世紀のILOの目標として提案され、「人間らしい生活を継続的に営める人間らしい労働条件」という意味を持っています。中小零細企業や個人事業主が多い建築設計分野では、労
働を働き方と読み換えて捉えたいと思います。
今号は、人権を大事にした働き方とは何かを問いかけたいと考えます。そして建築まちづくり分野ではどのように実現できるかを語り合える機会となる特集としたいと思います。
特別編集委員/中島明子
特集担当編集委員/高田桂子
<扉写真 中島明子>
06 建築分野で “ディーセント・ワーク” を考える 中島明子
12 建築分野での女性の働き方 小伊藤亜希子
15 建築分野における男性の育児参画 井上竜太
19 私たちのディーセント・ワーク 小野誠一/大西智子/川本真澄
26 新建第31回全国研究集会 活動報告募集中
28 新建のひろば
愛知支部─今すぐ役に立つ「手書きパース」勉強会
埼玉・群馬支部─「合同見学会」
千葉支部─「仕事を語る会」
愛知支部─愛知サマーセミナー「建築模型を作ろう」ワークショップに参加をして
臨海部都民連絡会・オリパラ都民の会主催─「臨海部見学バスツアー」に参加して
復興支援会議ほか支援活動の記録(2018年7月1日~7月31日)
35 普通の景観考〈10〉 フェルメールの描いたデルフト 中林浩
建築とまちづくり 2018年7/8月号 No.476
<表紙写真 江戸グラン(古いビルを取り込んだ東京・京橋の再開発) 鎌田一夫>
02 英国住宅物語 -17-
団地再生の時代 近代ハウジングの修復と再生(つづき) 佐藤健正
03 忙中閑 個人尊重の裁判文化 新井英明
04 主張 「住み続ける」が原点、生活の発展をめざす再開発を 黒崎羊二
<特集 大規模な都市再開発が抱える危険>
東京では大規模な再開発の動きが加速している。都市の整備といった名目さえ成り立たない再開発、都市を儲けの場にする再開発の横行で、国家戦略特区はそれを推進する。しかし、大量のストックに過剰なフォローは、不動産市場の崩壊が危ぶまれている。一方で、再開発で住民の暮らしと生業は一変し、人々のつながりも壊れてしまう。住宅やホテルの開発は、東京以外でも地域環境を破壊して強行されている。ミニバブルともいわれる開発の背景と問題、それに抗してまちを守る人々の取り組みを活写した。
06 大規模都市開発と不動産証券化 岩見良太郎
10 民活路線下での東京臨海部開発の展開 市川隆夫
14 コミュニティを支えるまちなかへ、想像力をとりもどそう
大都市をクリエイティブ・タウンのモザイクに 福川裕一
19 再開発によるまち壊しの実態とそれに抗する住民の運動 東京支部東京問題研究会
27 都の歪んだ観光政策とバブル開発 中林浩
32 2018年建築とまちづくりセミナー in札幌
43 書棚から 日本の民家
44 創宇社建築会の時代〈35・最終回〉 創宇社建築会の時代 佐藤美弥
40 新建のひろば
新建神奈川支部─「春のまちあるき」の報告
奈良支部─「お仕事拝見・伏見建築事務所」の報告
富山支部─住宅講座「住宅トラブルについて」の報告
京都支部─「建築基準法改正を考える」の報告
福岡支部─「設計・現場で頑張る建築士のための木造講習会」の報告
第31回大会期 第2回全国常任幹事会を開催 2018年6月16・17日
復興支援会議ほか支援活動の記録(2018年5月1日~6月22日)
54 新建第31回全国研究集会
59 普通の景観考〈9〉 中崎町のりっぱな表長屋 中林浩
建築とまちづくり 2018年6月号 No.475
<表紙写真 大阪福島・地獄谷 栗山立己>
02 英国住宅物語 -16-
団地再生の時代 近代ハウジングの修復と再生 佐藤健正
03 忙中閑 最高裁の稲田御影 新井英明
04 主張 「主張」テーマおよび筆者一覧(2016年4月~2018年5月)
<特集 建築用途の不定型化/法と技術のズレ>
建築基準法がまた改正された。おおむね規制緩和の方向であり、建築界には肯定的に受け止める向きもある。しかし、この改正が建築確認の現場で起きているトラブルやズレを軽減するものではない。むしろ、目先の状況で、規制の緩和と強化を繰り返す建築行政は現場の混乱を拡大している。本特集では、実際に起こったさまざまな矛盾と問題点を解き明かし、豊かな建築まちづくりを支える建築法体系を展望する。
06 行政マンの憂鬱が、民間に与える悪影響 大矢和男
09 前時代の残像が建築法・技術の本質を見失しなわせている 伴年晶
18 路地空間と建築基準法 山口達也
21 国民のための豊かな建築まちづくりの実現を目指す建築法体系を 大槻博司
25 書棚から 『室内』の52年~山本夏彦が残したもの~
26 創宇社建築会の時代〈34〉新建築家技術者集団結成への道 佐藤美弥
28 新建のひろば
東京支部─「春の上野恩賜公園散策」の報告
実効性ある住宅セーフティネットを求めて
─住ネット法改正から1年目の国会院内集会
31大会期第2回全国幹事会報告
大阪支部─「ビレッジガルテン講演会・見学会」の報告
東日本大震災から7年の取り組み報告
石川支部─「LIXIL工場見学会」の報告
延藤安弘さんご逝去─偲ぶ会が行われる
復興支援会議ほか支援活動の記録(2018年4月1日~4月30日)
47 普通の景観考〈8〉 大阪ミナミのDEEP 中林浩
建築とまちづくり 2018年5月号 No.474
<表紙写真 ソーネ・おおぞね「キッズカフェ&ショップ」 野田明宏>
02 英国住宅物語 -15-
団地再生の時代 公営住宅団地の危機、団地再生の始動 佐藤健正
03 忙中閑 小川町商店街の震災復興まちづくり 磯田節子
04 主張 文化財保護法の改正を考える 大槻博司
<特集 公共施設の統廃合政策に抗し、再生・活用を探る>
市町村合併や公共施設の統廃合が、人々の生活の質を下げ、地域を疲弊させている。本
誌でも取り上げた多くの事例がそれを語っている。にもかかわらず、政府は「公共施設
等総合管理計画」という名の施設統廃合政策を進めている。大規模にして効率的に使うという時代錯誤の認識にとらわれているとしか思えない。本特集では、この施策の危険性を明らかにするとともに、既存施設の豊かな再生利用の在り方を示した。そこは、建築家技術者の担うべき領域でもある。
06 激震─自治体公共施設の再編・縮小 何が求められているのか 安達智則
11 公共施設等総合管理計画で変化する学校と地域 山本由美
15 公的建築ストックを活用して地域拠点をつくる
ソーネ・おおぞね(愛知県名古屋市) 野田 明宏+丸山 潤+岡田昭人
22 施設建築の転用・再生についての本誌既載の論考 本誌編集委員会
抄録 №280 00年8・9月
スーパーマーケットから市役所へ 大分県杵築市役所転用事例 細野良三
抄録 №364 08年3月
高齢者福祉施設へのコンバージョン すこやかの家みたて 渡辺政利
28 創宇社建築会の時代〈33〉 建研連から60年安保へ 佐藤美弥
37 書棚から 夕陽妄語1(せきようもうご)
40 新建のひろば
災対連─全国と東京の総会報告
愛知支部─
「研究集会in犬山 第1回実行委員会」「女城主の町・岩村町見学」の報告
千葉支部─「浦安まち歩き&お花見」の報告
大阪支部─「お花見会」の報告
復興支援会議ほか支援活動の記録(2018年3月1日~3月31日)
47 普通の景観考〈7〉 ジョクジャカルタの川沿いのカンポン 中林浩
建築とまちづくり 2018年4月号 No.473
<表紙写真 酒船石遺跡(明日香村) 乾井哲>
02 英国住宅物語 -14-
ハウジングの方向転換 コミュニティ企業による住まい・まちづくり 佐藤健正
03 忙中閑 ノコスカナラズ 日奈久赤レンガ倉庫 Restart その2 磯田節子
04 主張 知恵と技術とAIと~「技術」が技術を低下させる 大槻博司
<特集 文化財行政と地域文化のこれから>
文化財の保存と活用は明治期以来の長い歴史をもつ。しかし、その途は平坦なものではなく、時代にほんろうされながら守り継がれてきた。今日では、保存のための費用や後継者の問題に加えて、文化財を観光資源としかみない大臣発言に見られる、新たな要慮すべき状況も生まれている。本特集は、そうしたなかで古都奈良を舞台に脈々と受け継がれてきた建築技術と、それを支える行政と技術者の営みを俯瞰して文化財と地域文化のあり方と課題を提起する。<扉写真
松井正和、乾井哲、大槻博司>
06 文化財からの発想 地域のコミュニティとしての文化財と博物館 浦西勉
10 日本と台湾における文化財行政 山田宏
14 先史時代の木工と建築技術 松田真一
18 親しんだ町並みを引継ぐために 増田明彦
23 興福寺中金堂再建と技術の伝承 國樹彰
27 文化遺産とともに生きる 海野聡
32 奈良県文化財行政の中で受け継がれていく技術職員のあり方 松井正和
37 書棚から ボローニャ紀行
38 創宇社建築会の時代〈32〉
創宇社建築会の人々と戦後建築 佐藤美弥
40 新建のひろば
講座「シェアハウスの実践と新たな住宅セーフティネット」の報告
東京支部-連続講座「20世紀の建築空間遺産」第1回目、第2回目の報告
福岡支部- 「新建ゼミ2018シリーズE」講演会の報告
復興支援会議ほか支援活動の記録(2018年2月1日~2月28日)
47 普通の景観考〈6〉しわだらけの尾道 中林浩
建築とまちづくり 2018年3月号 No.472
<表紙写真 浪江町津波被災地から福島第1原発を見る 鎌田一夫>
02 英国住宅物語 -13-
ハウジングの方向転換 コミュニティ重視のハウジングへ 佐藤健正
03 忙中閑 ノコスカナラズ 日奈久赤レンガ倉庫 Restart 磯田節子
04 主張 障害者が普通に住まい働く、街中の場所づくりをめざして 星厚裕
<特集 被災地福島の現実と原発再稼働の無謀>
東電福島第1原発の事故から丸6年を経た昨年(2017年)3月に、国は「予定通り」一部
地域を除いて避難指示を解除した。これによって、被災者は帰還するか否かが現実的な選択肢となり、再建・復興がいよいよスタートし得る。ところが、国や東電は復旧が一段落したかのような扱いを始めている。加えて全国各地での原発再稼動である。人類史に記録されるべき大事故を風化させ、覆い隠してはならない。矛盾を抱えた現実は今も進行中である。
06 原発事故被災地は今どうなっているのか
福島県浪江町の現地視察報告 浅井義泰+鎌田一夫
13 東日本大震災より七年が経過して
-現実を直視して、知恵を出しあう時に 原田雄一
16 帰還して生活再建とまちの復興をめざす 佐藤秀三
20 改めて、原発事故避難指示区域の復興とは 間野博
25 原発再稼働が抱える重大な危険 岩井孝
29 脱原発・脱炭素社会の設計は地方自治体から
原発なくそう!九州玄海訴訟 長谷川照
32 創宇社建築会の時代〈31〉
NAUの後に続くもの-1950年代以降の建築家グループ- 佐藤美弥
34 新建のひろば
愛知支部-「古民家改修オープンハウス見学会」の報告
第31回大会第1回常任幹事会の報告
京都支部-「実践報告会」の報告
福岡支部- 1月例会「建物再生の可能性を探る」の報告
北海道支部-「2017仕事を語る会」および「札幌版次世代住宅見学会」の報告
復興支援会議ほか支援活動の記録(2018年1月1日~1月31日)
43 普通の景観考〈5〉かつての問屋街・伊勢河崎 中林浩
建築とまちづくり 2018年2月号 No.471
02 英国住宅物語 -12-
マスハウジングの方向転換 1968年以降/脱近代への試み 佐藤健正
03 忙中閑 八代宮地手漉き和紙の保存継承 磯田節子
04 主張 地域製材業との連携の道を探ろう 加瀬澤文芳
<特集 地域に生きる建築まちづくりの展開-第12回新建賞>
昨年11月の第31回新建全国大会で、第12回の新建賞が選出された。今回は全国から27点の応募があった。これは各地での建築まちづくり活動の拡がりを表している。その中から選出された9点は、こうした建まち運動のこれからのあるべき方向を示すものと、審査委員が判断したのである。社会状況は建築家技術者にとって厳しいものがあるが、地域に生きてきらりと光るこうした活動を広く展開していきたい。
06 新建賞への期待と要望 久永雅敏
08 大賞を受賞して
防災集団移転による被災者主体の新しいまちづくりの記録を出版 杉山昇
10 〈正賞受賞作〉
公益財団法人南観音山保存会と地権者による町家と袋小路建替事業 富永斉美
14 正賞を受賞して
「特養よりあいの森」地域との関係のつくり方 大坪克也
15 正賞を受賞して
横丁からふたたび、あたらしいマチをつくる「COMICHI石巻」 野田明宏
16 〈奨励賞受賞作〉
住民主体の土地区画整理事業で進めた共同建替え事業(埼玉県川口市里地区)
木下龍郎+江國智洋+尾上健一郎+木村美千代+内藤芳治+籏智啓
20 〈奨励賞受賞作〉
マンションデモクラシーで100年住みつづける 千代崎一夫+山下千佳
22 〈奨励賞受賞作〉
地域と共に生きる 藤見赳夫
24 奨励賞を受賞して
「Life 1000」予算を踏まえながら住み手の要求を形に 中安博司
25 書棚から 建築意匠講義
26 第12回新建賞応募作品概要 新建賞受賞作一覧
32 創宇社建築会の時代〈30〉NAU建築運動史講座と集団的共同設計 佐藤美弥
34 新建のひろば
「災害対策全国交流集会2017in東京」の報告
福岡支部─「第5回仕事を語る会」の報告
「日本住宅会議2017年度総会・シンポジウム
─住宅過剰供給、住まいの貧困の解決に向けて」の報告
復興支援会議ほか支援活動の記録(2017年12月1日~12月31日)
37 第31回新建築家技術者集団 全国大会(大阪)の報告
51 普通の景観考〈4〉神戸・乙仲通 中林浩
建築とまちづくり 2018年1月号 No.470
<表紙写真 谷瀬の吊り橋 三宅毅>
02 英国住宅物語 -11-
マスハウジングの時代 近代ハウジングの挫折、GLC の方向転換 佐藤健正
03 忙中閑 三井住友銀行熊本支店(S9)の保存活用 磯田節子
04 主張 家族の再生と地域コミュニティ 山本厚生
<特集「地方創生」から本当の地域再生へ>
戦後の国土開発や繰り返された市町村合併により、日常生活の共同体的な力は弱まり、行政依存の意識構造がつくり上げられた。成長信仰は競争的環境を生み、個人主義が嵩じて人々の孤立が深まっている。こうした状況を脱して、心情の通う共通の場と人間らしい生活にふさわしい空間を再構築する試みが各地で続いている。本誌連載の「新日本再生紀行」執筆者の座談会を軸として、都市と農村を貫く「地域の包容力」を視点に、コミュニティ再生の課題を追った。<扉写真 三宅毅、岡部朋子、鈴木進、福田啓次>
06 《座談会》連載「新日本再生紀行」を振り返って
片方信也・久永雅敏・伴年晶・鎌田一夫・三浦史郎・三宅毅・福田啓次・鈴木進
16 人と地域の再生哲学 放射能公害地域と向き合った七年 糸長浩司
21 日々の暮らしのまちづくり 磯田節子
25 都市部での地域コミュニティの維持・発展の取り組みと最近の悩み
江國智洋+松木 康
30 〈インタビュー〉新世代が仕掛ける新たなまちづくりへの期待
地域特性を生かした都市と農村の再編成の展望 佐藤滋
35 新建のひろば
千葉支部─新建千葉塾08,09「美しいまちを考えるpart01,02」の報告
神奈川支部─まち歩き「横須賀の昭和30年代の市営住宅めぐり」の報告
奈良支部─奈良公園に高級宿泊施設を建設する計画についての意見表明
復興支援会議ほか支援活動の記録(2017年11月1日~11月30日)
38 第31回新建築家技術者集団 全国大会(大阪)報告
41 新建第31回大会期全国役員
42 第12回新建賞2017
43 第12回新建賞2017 審査・表彰と課題
45 第31回全国大会 大会決定
65 普通の景観考〈3〉ロンドンのアーバン・ビレッジ 中林浩
建築とまちづくり 2017年12月号 No.469
<表紙写真 東京台東区の横丁と賃貸マンション>
02 英国住宅物語 -10-
マスハウジングの時代 高層化、工業化、メガストラクチャ 佐藤健正
03 忙中閑 “公園のような道”ができないか 磯田節子
04 主張 被災者が築いた新しいまち「あおい地区の復興」から学ぶ 岩淵善弘
特集 住まいの貧困と向き合う建築技術者
06 居住貧困に建築技術者はどのように立ち向かうか 中島明子
11 やさしい居場所を地域に埋め込む 東由美子
14 建築士会による福祉のまちづくり
住まいづくりはADLからQOLへ
まちづくりは地域の町医者的な建築士の手で 中村正則
18 様々な課題を抱えた人々の住まい
女性支援の場面からみる「施設」と「住まい」の間 大崎元
22 新たな住宅セーフティネットと地域の家づくり 坂庭国晴
27 <インタビュー> 住宅セーフティネット法改正をどう生かしていくか 小林秀樹
30 創宇社建築家の時代 <29> 新日本建築家集団(NAU)の結成と活動 佐藤美弥
32 新建のひろば
復興支援会議─「福島県浪江町視察」の報告
「関東大震災メモリアルシンポジウム」の報告
福岡支部─建築学校「今あるモノを革む」の報告
岡山支部─例会「今、あらためて触れる北欧デザイン A・アールトとG・アスブルンド」の報告
東京支部─「豊洲新市場・オリンピック村開発問題につちえの勉強会」の報告
京都支部─「綾部市里山交流研修センター森もりホール見学会」の報告
復興支援会議ほか支援活動の記録(2017年10月1日~11月30日)
41 普通の景観考 <2> 京都・壬生 中林浩
建築とまちづくり 2017年11月号 No.468
<表紙写真 志木ニュータウン スキップ廊下型住棟 小林良雄>
02 英国住宅物語 -9-
マスハウジングの時代 戦後パブリック・ハウジングの展開 佐藤健正
03 忙中閑 旧逓信省熊本貯金支局(山田守)公費解体 その2 磯田節子
04 主張 「戦争と平和」について大いに語ろう 永井幸
特集 分譲マンションの将来
06 岐路に立つ「古、遠、狭」の大規模分譲団地
加速する高齢化、停滞する住宅流通 松本恭治
13 健全なマンション管理のために 管理問題の所在と法的対処策 大江京子
15 マンションの出口戦略の現状と課題 片井克美
18 改めて見えてきた課題をこれからに活かす 大木祐悟
21 超高層マンションは憧れか?リスクか? 村島正彦
28 新建のひろば
富山支部─住宅講座「2017草屋根の家」の報告
関東5支部+静岡支部共催
「新建サマーセミナー・東京BAUHAUS2017」の報告
日本住宅会議・第33回サマーセミナー「熊本地震の被害と復興」の報告
「新建マンションサポート研究会実践報告交流会」の報告
第30回大会期第5回全国幹事会の報告
京都支部 第二回「伝統工法を受け継ぐ匠の話を聞く会」の報告
中部ブロック 「建築とまちづくりセミナーin牧歌の里」の報告
復興支援会議ほか支援活動の記録(2017年9月1日~9月30日)
41 普通の景観考 <1> イギリス/普通の居住地 中林浩
建築とまちづくり 2017年10月号 No.467
<表紙写真 築地市場施設視察>
02 英国住宅物語 -8-
戦間期のハウジング 近代ハウジングの萌芽 佐藤健正
03 忙中閑 旧逓信省熊本貯金支局(山田守)公費解体 磯田節子
04 主張 建築インテリア家具の職人・デザイナーを育てる 丸谷博男
特集 新建活動年報2015-2017 -地域と結ぶ建築まちづくり活動の模索
続発する災害への取り組み
06 熊本地震をめぐる取り組み 鹿瀬島隆之
11 東日本大震災をめぐる復興には長期的視点での支援が必要 三浦史郎
新しい新建活動のスタイルへ
15 ブロック全国幹事会提案の経過と今後の展望 片井克美
18 改めて見えてきた課題をこれからに活かす 東日本ブロック会議 大西智子
20 地域を超えた会員同士の交流が自らを元気に 中部ブロック会議 今村彰宏
23 支部を超えた新建活動の契機に 西日本ブロック会議 久永雅敏
25 「結構いい顔」の人たちをつくる新建福岡支部の取り組み 大坪克也
28 新建活動の記録(2015年10月~2017年9月)
34 建築まちづくり運動が取り組む課題─前大会の決議の再録
42 新建のひろば
東京支部 「江戸の町を川から楽しむ」の報告
奈良支部 新建学校「住まいづくり『私の流儀』」の報告
大阪支部 「新建叢書①出版記念講演会」の報告
「第49回全国保育団体合同研究集会」参加報告
復興支援会議ほか支援活動の記録(2017年7月1日~8月31日)
46 新建築家技術者集団 第31回全国大会 大会議案
63 20世紀の建築空間遺産 <24> 東京文化会館 国立代々木競技場 小林良雄
建築とまちづくり 2017年9月号 No.466
<表紙写真 松木康高>
02 英国住宅物語 -7-
戦間期のハウジング 1919 年法、イギリス社会史の分水嶺 佐藤健正
03 忙中閑 公費解体 磯田節子
04 主張 被災者と被災自治体の真の復興にむけて 三浦史郎
特集 地域づくりから「観光立国」を問う
06 「観光立国」とは何か 最近の観光論に読む地域・まちづくりの課題 三村浩史
10 カジノ解禁が抱える深刻な課題 鳥畑与一
15 民泊の急増と地域での対応 京都市東山区六原学区の現状 寺川徹
19 文化遺産を活かすまちづくり 名勝奈良公園の魅力を受け継ぐために 上野邦一
24 創宇社建築家の時代 <27> 創宇社同人たちの敗戦-1931~1945- 佐藤美弥
26 新日本再生紀行 <10> 千葉県館山市(その四) 岸田一輝
28 新建のひろば
住まい連他主催
2017年住まいは人権デー「ハビタットと居住の権利」シンポの報告
静岡支部 「新建初夏の建築 1DAY(各駅停車で巡る)旅行」の報告
新潟支部 「中越地震からの復興『山古志』の今を学ぶ」の報告
京都支部企画講演会
「熊本地震から一年、被災地の現状と課題-福祉、建築の視点から」の報告
コーポ推進協主催、新建東京支部他共催
公開シンポジウム「老いる家 崩れる街~参加による再生への処方箋~」の報告
東京支部 「実践報告会2017」の報告
愛知支部 わが町見学会 土蔵と塩の道「足助を歩く会」の報告
埼玉・群馬支部 2017年合同見学会「館林」の報告
千葉支部 「仕事をかたる会2017@千葉館山」の報告
復興支援会議ほか支援活動の記録(2017年6月1日~6月30日)
39 20世紀の建築空間遺産 <23>
エイヘン・ハールトの集合住宅ブリッツ・ジードルング 小林良雄
建築とまちづくり 2017年7/8月号 No.465
<表紙写真 湊町リバープレース 大原紀子、扉写真 大槻博司 鎌田 一夫>
02 英国住宅物語 -6-
英国近代のユートピア E.ハワードの田園都市論とその実践 佐藤健正
03 忙中閑 熊本地震から1年 磯田節子
04 主張 2020年-東京五輪の開催と新建50周年をどう迎えるか 中島明子
特集 大阪らしさをめざして-歴史と文化/まちづくりの胎動
06 大阪の政治とまちづくり 森裕之
12 文化息づく船場からの発信-船場の今、昔、未来をつなぐ 三谷直子
17 よみがえる水都大阪-公民連携の推進プロセス 泉英明
23 ビレッジガルテンという小さなまちづくりの大きな夢 小林孝明
29 豊崎長屋での暮らし-歴史をいかした再生からの学び 梶純子
34 大阪東部の小さなまちの風景 内山進
40 創宇社建築家の時代 <26> 信濃川発電所の現場で 佐藤美弥
42 新日本再生紀行 <9> 千葉県館山市(その三) 岡部明子
44 新建のひろば
富山支部 5月例会「第3回研究集会勉強会-まちと集落の再生その1-」の報告
福岡支部「熊本地震に学ぶ2(熊本視察編)」の報告
住まい連他主催「住宅セーフティネット法改正」報告集会
京都支部企画講演会
「熊本地震から一年、被災地の現状と課題-福祉、建築の視点から」の報告
第30回大会期第4回全国常任幹事会の報告
東京支部「築地市場施設視察と勉強会」の報告
復興支援会議ほか支援活動の記録(2017年5月1日~5月31日)
55 20世紀の建築空間遺産 <22> ドイツ新国会議事堂 小林良雄
建築とまちづくり 2017年6月号 No.464
<表紙写真 秋山隆男、扉写真 樋口 勝一>
02 英国住宅物語 -5-
英国近代のユートピア アーツ&クラフツ運動、住宅復興、田園郊外 佐藤健正
03 忙中閑 空き家発生前に住まいの事情を改善 黒崎羊二
04 主張 熊本地震から教訓を学ぶ 川本雅樹
特集 共にデザインを学ぶ/デザインミーティング
06 「デザインミーティング」という活動 柳澤泰博
08 「ニュートラルなデザイン」について 伊藤寛明
12 グッドマッチングを目指す私のデザイン 長野智雄
20 建築を他の文化と並べて考えてみる 秋山建築設計/秋山隆男
26 ユーソニアンハウスに魅せられて 遠藤現
30 プライバシーと開放性を両立し、庭と室内の連続性をはかる 新井崇文
34 住み手の課題に応えるデザイン 小野誠一
40 創宇社建築家の時代 <25>
竹村新太郎の「放浪時代」 佐藤美弥
42 新日本再生紀行〈8〉千葉県館山市(その二) 鈴木進
44 新建のひろば
熊本地震から1年 「メモリアルふっこう集会」と「学術会議の報告会」参加報告
京都支部 「向日市、桜と長岡京遺跡巡り」の報告
静岡支部 「実践報告会」の報告
復興支援会議ほか支援活動の記録(2017年4月1日~4月30日)
49 20世紀の建築空間遺産 <21> ユトレヒト大学エディカトリウム 小林良雄
建築とまちづくり 2017年5月号 No.463
<表紙写真 大原紀子>
02 英国住宅物語 -4-
英国近代のユートピア R.オーウェンの社会改良実験とモデル工業村開発 佐藤健正
03 忙中閑 「まちづくりの正義」を求めて 黒崎羊二
04 主張 奈良公園の魅力を損なうホテル開発はいらない 川本雅樹
特集 量の緑地から小さくても輝く都市の緑へ
06 緑被率より緑感率 緑を量ではなく質で捉える時代へ 大原紀子
11 脱・危うい都市の緑 活路は内なる緑創生から 高田昇
16 対談〉造園の職能を追及する若い庭師の潮流 辰己耕造・辰己二朗 × 大原紀子
20 〈インタビュー〉イギリスの庭と日本の庭 加地一雅
22 コラム 園芸福祉士って知ってますか?
24 創宇社建築家の時代 <24>
「建築運動」の歴史化 ─1937年6月の『建築と社会』誌─ 佐藤美弥
26 新日本再生紀行〈7〉千葉県館山市(その一) 鈴木進
28 新建のひろば
新建代表幹事・中島明子先生 ─ 退職記念 最終講義の報告
第30回大会期 第4回全国幹事会の報告
住まい連他4団体主催 ─院内集会
「『住宅セーフティーネット法改正案』を考える」の報告
京都支部企画 ─3回連続講座「『構造計画って何?』第2回鉄骨造」の報告
愛知支部企画 ─「わが町見学会in有松」の報告
復興支援会議ほか支援活動の記録(2017年3月1日~3月31日)
37 20世紀の建築空間遺産 <20> アラブ世界研究所 小林良雄
建築とまちづくり 2017年4月号 No.462
<表紙写真 復興公営住宅の建設(石巻市) 鎌田一夫>
02 英国住宅物語 -3-
ハウジングの原点-オクタヴィア・ヒルの貢献、LCCの計画住宅開発ー 佐藤健正
03 忙中閑 「住宅過剰社会」からの脱却 黒崎羊二
04 主張 障害者差別解消法への理解を拡げよう 今村彰宏
特集 大震災からの復興とは何だったのか -6年を過ぎた被災地の実相
06 東北の復興 六年の現実と今後 塩崎 賢明
13 住民による復興が生みだすもの 仙台・荒浜とあすと長町での取り組みから 新井信幸
20 原発事故被曝地/まちの再生は可能か 間野博
28 災害にしなやかに立ち向かう地域力の構築を 鈴木浩
34 創宇社建築家の時代 <23> 建築から政治へ-その後- 佐藤美弥
36 Work & Work <4> 酒井田柿右衛門邸 (有)夢木香 松尾進(矢野安希子・片井克美)
38 新建のひろば
福岡支部-「熊本地震に学ぶ」の報告
東京支部-設計協同フォーラム主催「暮らし 健やか 住まい展」の報告
東京・オリパラ都民の会主催 五輪競技施設と豊洲「新市場」の視察ツアーの報告
愛知支部-「わが町見学会in大高」の報告-大高は今も昔も名古屋南の玄関口-
45 20世紀の建築空間遺産 <19> ロイズ・ビル 小林良雄
建築とまちづくり 2017年3月号 No.461
<表紙写真・特集扉写真 川本雅樹・鎌田一夫>
02 英国住宅物語 -2-
ハウジングの原点-慈善的住宅改良運動と5%フィラソロピー 佐藤健正
03 忙中閑 暮らしを基本とする町の再生事業 黒崎羊二
04 主張 国際社会と居住の基本的人権保障-ハビタットⅢのアジェンダを読んで 片方信也
特集 小・中学校統廃合とまちづくり
06 地位の再編と小中学校の統廃合 国土と地域、公共施設の再編 中山徹
12 京都市立元町小学校の学校統廃合問題 人見吉晴
16 小中学校統廃合とまちづくり-地方創生がこわす地域コミュニティ- 山本由美
21 子どもの遊びと生活圏からみた学校統廃合 京都市の調査から 小伊藤亜希子
26 創宇社建築家の時代 <22> 建築から政治へ 佐藤美弥
28 新日本再生紀行 <6> 愛知県豊田市旭地区(下) 福田啓次
30 Work & Work <3> ゆいま~る福 伴年晶
32 書籍から 新建叢書 大規模改修-どこまでやるのいつやるの
33 新建のひろば
第30回大会期-第3回全国常任幹事会の報告
東京・としまち研公開勉強会(第257回一木会)
保井美穂氏講演「エリアマネジメントによる共創型コミュニティ構想」の報告
京都支部-実践報告会開催
復興支援会議ほか支援活動の記録(2017年1月1日~1月31日)
39 20世紀の建築空間遺産 <18> シュトゥットガルト州立美術館 小林良雄
建築とまちづくり 2017年2月号 No.460
<表紙写真・特集扉写真 各地でのワークショップや設計検討会 岡田昭人>
02 英国住宅物語 -1-
ハウジングの原点:19世紀労働者階級の住宅問題と公衆衛生改革 佐藤健正
03 忙中閑 街区ではゴーストタウン化が進行 黒崎羊二
04 主張 空き家の行方 大西智子
特集 まちに生きる設計事務所-住み手・使い手との協働
06 まちに生きる設計事務所の実践 岡田昭人
12 "宅老所よりあい” との関係を振り返る 大坪克也+村瀬孝生
18 地域密着型総合ケアセンター「きたおおじ」の取り組み
小法人単独では不可能を協同の取り組みで可能に 蔵田力+山田尋志
22 納得のいく家づくり
長期有料住宅「多摩・産直の家」ができるまで 高本明生
26 運営者の建て主をつないで障害者グループホームを建設 高田桂子+林工
33 原点を大切に 集団の良さを活かして 江国智洋 佐藤未来 松木康高 中野真成
38 新日本再生紀行 <5> 愛知県豊田市旭地区(上) 福田啓次
40 新建のひろば
神奈川支部会員-仮設住宅コンペ最優秀賞受賞
第11回 東京地方自治研究集会の報告
神奈川支部-「実践報告会」の報告
福岡支部-新建ゼミ/全シリーズを終えて
東京支部-第三回 防災勉強会報告
復興支援会議ほか支援活動の記録(2016年11月21日~12月31日)
49 20世紀の建築空間遺産 <17> イエール大学英国美術センター 小林良雄
建築とまちづくり 2017年1月号 No.459
<表紙写真 吉野の集落 鎌田一夫>
02 英国住宅物語 -序- イギリス都市住居の伝統:17-19世紀のタウンハウス 佐藤健正
03 忙中閑 憲法13条の実践から職能の展望を 黒崎羊二
04 主張 変革期を迎えるための合い言葉
-40年前の「点検、構想、実践」に比して 垂水英司
特集 建築とまちづくりのさらなる展開-第30回新建全国研究集会から
06 国土と地域の再編、建築技術者の役割 中山徹
10 京町家の耐震改修 前川亮二
13 合意形成が難しい区分所有マンションでの耐震改修
墨田区Sマンションでの三年間の取り組み 江國智洋・中野真成
17 プレハブ事務所を認可保育園に 佐藤未来
21 地域に開かれたサービス付き高齢者向け住宅「咲(さく)あん上京(かみぎょう)」
建物・施設の縦割りの役割を超えて 川本真澄
24 Life1000プロジェクト
予算を踏まえながら住み手の要望を形に 中安博司
28 記念シンポジウム 林業と修験道・森に育まれた吉野の歴史とまちづくり
田中敏雄+岡橋清元+五條良知 《コーディネーター》三井田康記
34 第30回全国研究集会in吉野の報告 加瀬澤文芳
36 見学会Aコース、見学会Bコース報告
38 創宇社建築界の時代 <21> もういちど研究の場所を-1932~1935- 佐藤美弥
40 新日本再生紀行 <4> 奈良県 十津川村 大字谷瀬(下) 三宅毅
42 新建のひろば
「災害対策全国交流集会inふくしま」の報告
愛知支部-「地域で生きる-障害者住宅の見学会」の報告
「第30回全国研究集会in吉野」参加者の感想
オリパラ都民の会主催・第7回提言討論会-
「これでいいのか!2020東京オリンピック」の報告
NPO日本の道主催・新建東京支部後援
大槌町「槌音プロジェクト」チャリティー・コンサートⅤの報告
復興支援会議ほか支援活動の記録(2016年10月21日~11月20日)
49 20世紀の建築空間遺産 <16> フォード財団本部ビル 小林良雄
建築とまちづくり 2016年12月号 No.458
<表紙・扉写真 京島商店街 鎌田一夫>
02 建築と街の環境をめぐる四方山話 -3- 住宅地で検証した暑熱対策 成田健一
03 忙中閑 問題解決に繋がらない専門家の助言 黒崎羊二
04 主張 混迷する時代、多様な主体と連携する建築家技術者に 岡田昭人
特集 居住形態の拡散と今日の家族
<特集特別編集委員:中島明子、特集編集担当:鎌田一夫>
居住の困難を超えて
06 独居老人、高齢者の住まい まち中で居住継続を続ける可能性は 吉田広子
10 ホームレス支援における住まいと施設 大崎元
共生する住まい
14 グループリビングの暮らし 井上文
18 持続するコーポラティブハウスと家族
”あるじゅ” での大家と店子の関係を超えた共生ものがたり 江国智洋
22 コレクティブハウジングのさらなる進化型 宮前眞理子
さまざまな居場所
26 四世代が住まう我が家の暮らし方 西一生
29 こども食堂は、みんなの居場所、肩の荷を少し降ろせる場所でありたい 近藤博子
インタビュー
32 今日の家族をどう見るか-解く鍵は地域の中に 森まゆみ
38 創宇社建築界の時代 <20> 官吏減俸反対運動と創宇社同人 佐藤美弥
40 新日本再生紀行 <3> 奈良県 十津川村 大字谷瀬(上) 三宅毅
42 Work&Work <2> なな彩コーポ 伴年晶
40 2016建築とまちづくりセミナーinとやま
44 新建のひろば
東京災対連など主催「関東大震災メモリアルシンポジウム」の報告
西日本ブロック全国幹事会の報告
埼玉・群馬支部合同-川越見学会の報告
住まい連他三団体共催-
「住宅建設・供給の実態と住宅市場政策を考える」研究・交流集会の報告
京都支部-「湖北を知る旅」の報告
東日本ブロック全国幹事会の報告
復興支援会議ほか支援活動の記録(2016年9月21日~10月20日)
55 20世紀の建築空間遺産 <15> シーランチ・コンドミニアム 小林良雄
建築とまちづくり 2016年11月 No.457
<表紙・扉写真 片井克美>
02 建築と街の環境をめぐる四方山話-2- 暑熱対策・新技術-冷却ルーバー 成田健一
03 忙中閑 業界事情に振り回される住まい手 黒崎羊二
04 主張 省エネ法改正を前に、連続断熱をアメリカに学ぶ 大橋周二
特集 熊本地震/被害の実態に迫る
<特別編集委員:片井克美、特集担当編集委員:高田桂子>
06 熊本地震の特性と建築技術者への問題提起 多賀直恒
11 熊本地震による建物被害の状況 北原昭男
17 木造住宅の被害の実態-壊れた本当の理由は 古川保
23 熊本県宇城市小川町商店街の伝統的町屋の被害状況と復興支援 磯田節子
28 マンション被害の実態 管理組合の復旧への取組について 萩原悟
32 新会員が見た熊本地震
江国智洋、鹿瀬島隆之、古川博、大坪克也、渋田あい子、矢野安希子
36 新日本再生紀行<2> 秋田県湯沢町(下) 三浦史郎
38 Work&Work<1> 新(あたらし)さんの家 伴年晶
40 2016建築とまちづくりセミナーinとやま
48 新建のひろば
日本住宅会議-サマーセミナーの報告
愛知支部-古民家再生「春田里の家」完成見学会の報告
新建ちば塾「熊本地震被災地調査報告」
復興支援会議ほか支援活動の記録(2016年8月21日~9月20日)
53 20世紀の建築空間遺産<14> エコノミスト・ビル 小林良雄