(2011/05/29 13:02), 地域建築空間研究所 wrote:
Subject: [fukkoushien_nuae:0378] 宮城県の「復興会議」記事紹介
> 小林です。
>
> 報道されるところの宮城県知事の発言に、一体どこを向いているかのか、被災者視点の欠落、
> 被災者に身を添えた姿勢が全く感じられないと思っている人は多いのではないか。
> この人を知事に「2度と選ぶな!」とは仮設住宅コンペを募りながら、全く反古にした宮城県に対して、
> 丸谷さんから思わず出た怒りの言葉でした。
> 3.11以後、進まぬ仮設住宅が問題になり、岩手県は、被災者が自ら探した民間借家も仮設住宅として認め支援すると決めたのに、その後、運動、抗議があったのでしょう、宮城県はしぶしぶ認めたかたちでした。
>
> 本日の「しんぶん赤旗」に、宮城県の「県震災復興会議」のメンバー12名の内、野村総研顧問や
> 三菱総研理事長が含まれているのに対し、県内在住者は2名のみであることや、したがって2回目の
> 会議を東京で開くなど、あきれた実体が報道されています(岩手県は19名全員が県内在住者)。
> テレビ、他の新聞では、あまり報じられていないことなので、参考に添付、送信します。
>
> -----------------------
> 地域建築空間研究所
> 小林良雄
(2011/05/30 0:09), gwjwk515@ybb.ne.jp wrote:
Subject: [fukkoushien_nuae:0383] Re: 宮城県の「復興会議」記事紹介
> 本多です。
>
> 小林さんの指摘された宮城県知事の反県民の姿勢は非常に問題だと私も思います。
> 彼らの動き・狙いを正確に把握し、県民主体の復旧・復興の方向に向かせるために何をしたらよいか、本日設立された「みやぎ県民センター」を中心に、考えて行きたいと思います。
>
> 今回の大震災では、(私は)基本的には行政(地元自治体)を批判するのでなく、地元住民主体の立場を堅持しながらもなるべく地元自治体とも連携して復興に努めなければならないと考えてきましたが、この宮城県知事の動きはきっぱりと批判しなければならないと感じています。
(2011/05/30 13:15), 黒田 達雄 wrote:
Subject: [fukkoushien_nuae:0386] Re: 宮城県の「復興会議」記事紹介
> 小林様、本多先生、
> 黒田です。
> 以下の問題は、阪神では「想定内」のことで、案の定出てきたな、との思いです。
>
> 阪神では、神鋼、川鉄の大規模な遊休地(工業専用地域)15ヘクタール、二束三文の土地を、知事・市長と両企業トップがいち早く「創造的復興」と称して、東部臨海部開発のために住居や商業地に用途変更し、2~3.5倍の高値で買い取り、神鋼は300億円弱、川鉄は118億円の売却益を得ました。
> さらにこの地域の土地区画整理事業費560億円の内、神鋼、川鉄などには180億円もの移転補償費が盛り込まれていたのです、。
>
> それを政府の「阪神・淡路復興委員会」(下河辺委員長)にも、「兵庫県や神戸市、地元商工会議所は、東部新都市開発や埋め立てには熱心だが、市街地再生のビジョンがない」(毎日・99年12月15日)と、批判されています。
>
> このことは、震災復興研究センター編の「大震災100の教訓」の中に、「震災を希貨とした大企業」としてれていますので、詳しくはそれを読んでください。
> 「希貨」とは、私もこの時初めて知った用語で、「意外な利益を得る見込みのある機会」のことです。
> まさに「焼け太り」で、結果、大企業と中小自営業との著しい復興格差を生み出しました。
>
> 昨日、宮城県でも「復興センター」が立ち上がったようで、今後更に阪神のように、
>
> 「県民復興会議」のような全被災者を含む勢力を結集して、宮城県知事を包囲していく運動が求められています。
> 決して、放置できない問題です。