震災4ヶ月 全半壊1万8000戸超
【産経新聞110712】県災害対策本部は11日、東日本大震災の発生から4カ月経った同日午前9時現在の被害状況を発表した。県内の住宅被害で全半壊の認定を受けたのは1万8155戸となり、1カ月前(6月10日現在)の集計に比べ、2680戸増えた。一部損壊も13万8497戸で、同1万2089戸増。県内の避難者は同42人減の220人で、全て福島県出身者となっている。
一方、橋本昌知事は11日、国が発表した原発のストレステスト(耐性検査)を参考にした安全評価の統一基準について「安全確保に向けて一歩前進するものと考える」とコメント、一定の評価を示した。ただ、「新たな安全評価の具体的な内容が何ら示されていない。現段階では(地方自治体が原発の)運転再開の可否を判断できるものかどうか分からない」としている。
11月まで定期検査中の東海第2原発(東海村白方)の再稼働について、県は「(ストレステストなどの)評価も踏まえ、県の原子力安全対策委員会の意見を聞き、判断していく」とした。