(2011/06/05 18:31), gwjwk515@yahoo.co.jp wrote:
Subject: [fukkoushien_member:0181] 岩手県の復興まちづくり・3パターン
> 本多です。
>
> 特に佐藤さんへ
>
> 以下の記事を見ました。
> 現地では、知られていることでしょうか。
> また、現地の受け止め方はどんな風ですか?
>
> ▼被災状況別に復興パターン3案示す、岩手県
> http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20110526/547641/
> 岩手県は沿岸の津波被災地の復興に際し、まちづくりの基本形を被災状況別に三つに分
> 類し、5月23日に開いた県の津波防災技術専門委員会(委員長:堺茂樹岩手大学工学部
> 長)で示した。被災地の各市町村が作成する復興計画のたたき台にするよう促す。
(2011/06/06 1:52), 安全・安心な社会創造研究所 佐藤 隆雄 wrote:
Subject: [fukkoushien_member:0185] Re: 岩手県の復興まちづくり・3パターン
> 本多 先生
> ありがとうございます。本日、4度目の岩定入りから帰ってきました。大船渡がメイン
> ですが、陸前高田、住田、唐桑(気仙沼市)等の調査をしてきました。
> お尋ねの件に関ですが、大船渡市に限って言いますと、6月2日に第2回復興計画策定
> 委員会が開かれ、復興計画骨子案が提示されました。(下記参照)
> http://www.city.ofunato.iwate.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html
>
> 大船渡市が、この案を参照したかどうかは不明ですが、基本的なレベルでは、このよ
> うな考え方は、概ね誰もが考えることで、大船渡市の骨子案も類似系にあると思います。
>
> 大船渡市の復興計画策定委員としても主張していることですが、案を示すことは一概
> には否定しないが、まず、何よりも被災者の考えを聞くべきであり、早急に地区懇談会
> を開始すべきことを訴えてきました。(釜石市は、5月半ばから実施しました。)
> これを受けたかどうかは分かりませんが、当初予定を変え、大船渡市でも、明日から
> (6月6日)、11地区で、地区懇談会が開催されることになりました。
> これを受けて、専門部会(産業・市民生活・都市基盤・防災まちづくり)をW・S形式
> で開催し、基本計画を策定する流れになっていますが、その後は、各集落や町会・学校区
> など、身近なコミュニティ単位での、復興まちづくりワークショップを行なうよう、提案
> しています。
> この提案は、復興局からも概ね賛意を得、基本は岩手県立大学に行なって貰うことに
> なっておりますが、マンパワー的に困難な面も想定されるので、無償(公共からの資金的
> 支援なし)でも支援可能な大学チームや専門家チームを募り、支援体制づくりを、私が
> することにしています。(これは、行政マターとからむので、どこまで実現できるかは、
> 不明な点もありますが、この流れを実現させるべく、全力をあげる所存です。ご支援の程)
> もう一点、「大船渡市民復興会議」を立ち上げました。これは純粋に民間(現段階では
> NPOでも無く任意です。) 6月3日に設立総会を行ないました。
> まだ、事務局も資金も無い団体ですが、兎に角、具体的な復興プロジェクトを自ら実行
> しようと言うことを決め、当面3つのプロジェクトに取り組むことを決めました。
> ① 屋台村プロジェクト:市内の飲食店経営者(7名)が中心
> いち早い営業再開を希望。参加者20名を予定。現在呼びかけ中。中小機構からの仮
> 設施設提供決定。設置場所の用地交渉も目処が立った段階。実行あるのみ?
> ② 漁業再開プロジェクト:綾里、小石浜(恋し浜)漁業青年
> 市・県の漁港復興方針は拠点港復興。待っては入られない。いち早く再開できるよ
> うにしたい。接岸・繋留施設を作れないか。
> ※ 佐藤アドバイス
> 被災者やボランティ主体で、ミニ仮桟橋を創れないか?。法制度・許可条件、等
> 佐藤が調べて、後日、情報送付。(小生も素人なので、アドバイス出来きる方、ご
> 支援をお願いします。)
> ② 住宅再建の2重ローン解消のためのファンド設立プロジェクト 学校教員
> 女川市市民提唱モデルを大船渡にも適用したい。地銀関係者とも懇談。前向けな解答
> を得ている。
> ※ 佐藤アドバイス
> 国も検討中の案件であり、実現可能性は低くない。実行案のツメと国・県への働き
> かけを進める事が重要!。
> ということで、設立総会を終えました。
>
> 皆様、可能な限り、ご支援をお願いします。自ら?、関係者紹介? どちらでも結構です。
>
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>> 佐藤 隆雄
>> 独立行政法人 防災科学技術研究所 社会防災システム研究領域 客員研究員
>> 技術士事務所 安全・安心な社会創造研究所 代表 技術士(建設部門:都市及び地方計画)
>> 災害復興まちづくり支援機構 事務局次長 URL:http//www.i-drso.jp/
>> 関西学院大学復興制度研究所 客員研究員
>> 文科省「首都直下地震防災・減災プロジェクト」研究員
>> 神奈川県公共事業評価委員会委員
>> 日本技術士会防災支援委員会委員
>> 財:地域活性化センター 地域づくりアドバイザー
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(2011/06/06 8:34), gwjwk515@yahoo.co.jp wrote:
Subject: [fukkoushien_member:0187] 大船渡の復興計画( Re: 岩手県の復興まちづくり・3パターン
> 本多です。
> 佐藤さん、お返事ありがとうございます。
> そちらの様子がわかりました。ご紹介の大船渡市のHPも拝見しました。
> 佐藤さんたちの努力で、住民主体の方向で進み始めているようですね。
> 11地区で地区懇談会が開催されること、また、「大船渡市民復興会議」を立ち上げたことなど、皆さんのご奮闘を感じます。
>
> 私が、先のメールで質問したのは、県があのようなパターンを描いたことが、県民・各自治体にどの程度影響を与えたか、その感じを知りたかったのですが、ど うやら、ー少なくとも大船渡市ではー地元から地道に考え、検討しはじめておられるようですね。私も、そのほうがずっとよいと思います。
>
> 「支援可能な大学チームや専門家チームを募り、支援体制づくりを~」担当されるとか、重要なことだと思います。新建としてできるだけ支援したいと思いますので、遠慮なく連絡をお願いします。