仮設商店街がオープン 大船渡で最大規模
【岩手日報111201】大船渡市大船渡町のJR大船渡駅(休止中)西側に整備された仮設商店街「おおふなと夢商店街」は1日午前9時にオープンする。市内の仮設店舗としては最大規模の33店舗・事務所が入居。津波で被災する前、同市の中心街を形成していた大船渡町の商店主らが、地域の復興に向けて一歩を踏みだす。
おおふなと夢商店街は、同駅周辺の大船渡大通振興会、南町一番丁商店街、須崎商店街の有志で構成。鮮魚店や青果店、スポーツ用品店などが入居する。
建物は軽量鉄骨造りの計6棟で延べ床面積は1800平方メートル。中小企業基盤整備機構(本部東京都港区)が9月末から整備していた。周辺には60台分の駐車場を備え、商店街内の通路は海外の支援団体の協力を得て木材を使ったウッドデッキで整備した。
同商店街協同組合の伊東修理事長は「まちににぎわいを取り戻すための一歩だ。地元の事業者や住民が集まる地域拠点として、多くの方に利用してほしい」とスタートダッシュを期す。
3日午前10時からオープニングセレモニーを開き、4日は餅まきや鍋の振る舞いなどを企画している。1日から4日まで、3店舗を回ると1回抽選ができるスタンプラリー抽選会もある。