完全賠償求めデモ行進 福島で1万人が脱原発訴え
【福島民友111031】国と東京電力に原発事故の完全賠償などを求めた1万人規模(主催者発表)の反原発集会が30日、福島市で開かれ、参加者が脱原発などを訴えた。県労連などでつくる実行委員会の主催。
「なくせ原発!安心して住み続けられる福島を!10・30大集会inふくしま」と題して開かれた。被災自治体代表として馬場有浪江町長、菅野典雄飯舘村長も参加、被災地の現状や、除染の徹底などを求めた。
志位和夫共産党委員長、石原洋三郎衆院議員、金子恵美参院議員、庄條徳一JA福島中央会長、佐藤栄佐久前知事らがそれぞれあいさつ。原発事故の完全賠償や、原発の廃炉、放射能から子どもたちを守ることなどを求めた集会アピールを採択した。集会後、参加者は「東電は徹底的に除染しろ」「国は責任を果たせ」などとシュプレヒコールを上げながら、会場となった四季の里周辺でデモ行進を繰り広げた。