この大震災に直面して、2つのことを考え、実行することが大切と思っています。一つは被災地の支援、もう一つは今後の大地震に備えた民間マンションの防災対策です。後者について、東京都中央区の取組を紹介します。中央区は、人口の80%以上が共同住宅居住者で超高層マンションの建設が続いています。そのため、高層マンションでは自立して震災時の活動を行うための手引き書を作成し普及しています。私たちはこの手引き書づくりや高層マンションの防災マニュアルづくりに係わっています。先日、大震災に直面した仙台の高層マンション自治会のお話しを伺いましたが、中央区の防災マニュアルを参考に震災時の活動体制づくりを進め、防災訓練を行っていたことから、居住者の安否確認や炊き出しなどが冷静にできたということでした。中央区で進めてきたマンションの防災マニュアルづくりの大切さが仙台で実証されたように思います。中央区のマニュアル関連の情報は以下にあるので、参考にしてください。
防災マニュアル策定の手引きの紹介ニュース
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110117/tky11011721160063-n1.htm
手引きのデータ
http://www.city.chuo.lg.jp/mosimonotoki/bosaizyoho/zisin02/sinnsaijikatudoumanyuaru/index.html
リガーレ日本橋人形町防災マニュアル公開のお知らせ(区役所で入手できます)
http://www.city.chuo.lg.jp/press/puresuheisei21/puresuh21122201/index.html
また、マンションの防災対策について、関心のある方は下記にメールをお願いします。
地域計画研究所 若山徹
〒164-0011 中野区中央2-59-11
℡03-3366-3225 Fax03-3366-3258