流山の支援学校基準値超 指定9の線量測定開始 国の「汚染状況重点状況調査地域」 県教委
【千葉日報120111】福島第1原発事故に伴う放射能汚染問題で、県教委は10日、国から「汚染状況重点調査地域」の指定を受けた県内9市に所在する県立学校と社会教育施設の空間放射線量測定を開始した。初日に実施した流山市名都借の「特別支援学校流山高等学園第二キャンパス」では、国負担による除染の基準値となる毎時0・23マイクロシーベルトを全測定地点で上回った。
国が1日から施行した放射性物質汚染対処特措法に基づいた措置。県内で重点調査地域に指定された9市は松戸、野田、柏、流山、我孫子、鎌ケ谷、佐倉、印西、白井の各市。
県教委による測定は、国指定前の昨年10~11月に測定した県立35高校を除いた9学校、4施設で実施。今月下旬までに順次、校庭や敷地内の2~5地点で、地上1メートルと50センチの高さで測定する。全測定が完了後、測定済みの35校とともに必要な除染作業に着手する。