「県復興ビジョン」 検討開始、7月末までに策定へ
【福島民友110514】東日本大震災や東京電力福島第1原発事故からの復興ビジョンを検討し、県に提言する有識者会議「復興ビジョン検討委員会」は13日発足、県庁で初会合を開いた。座長に就いた鈴木浩福島大名誉教授は「新しい社会、生活、福島のため取り組みたい」とあいさつ、7月末までの復興ビジョン策定を確認した。県はビジョンを踏まえ、今年中に第1次復興計画を決める。
会合の冒頭で、佐藤雄平知事は「本県の豊かな自然環境を生かした『新生・福島』の姿となる案をお願いしたい」とビジョン策定を要請。佐藤知事は政府の復興構想会議のメンバーで、本県のビジョンを政府の復興構想に反映させる方針。
復興ビジョン検討委員会は県の総合計画審議会の会長を務めた鈴木氏を座長に、県内の大学教授や文化施設の関係者、民間企業の代表ら11人で構成。復興構想会議メンバーの赤坂憲雄県立博物館長も委員となった。
初会合では、委員11人がそれぞれの意見を発表、原子力発電に替わる自然エネルギーの構築や、原発災害を克服する研究機関の必要性などが示された。複数の委員から「県として脱原発を宣言すべきだ」との意見が出された。
(2011年5月14日 福島民友ニュース)
県、月内にも復旧・復興本部
【福岡民報110514】県の東日本大震災からの復興指針となる復興ビジョンは(1)経済雇用対策(2)新エネルギー産業構築(3)地域社会の絆の再構築-が柱になる。7月末に決定する。佐藤雄平知事が13日、発表した。
県は復興ビジョンの具現化、インフラや産業の復旧、復興に向け今月中にも「県復旧・復興本部(仮称)」を設ける。県復興ビジョン検討委員会は同日、初会合を開き、委員がビジョンの理念や主要な施策に意見を交わした。
委員11人発表 県復興ビジョン検討委
【KFB福島放送110510】県は9日、東日本大震災や原発災害の復興指針となる県復興ビジョンの検討委員を発表した。
委員会は大学教授や文化施設長ら11人で構成。
13日に開かれる初会合で復興の考え方について意見を交わすほか、検討の日程を協議する。
委員は今後、被災地の視察や自治体からの要望の聞き取りなども行う。
委員は次の通り。
▽ 座長=鈴木浩(福島大名誉教授)▽委員=赤坂憲雄(県立博物館長)安部義孝(ふくしま海洋科学博物館理事長兼館長)伊藤房雄(東北大大学院農学研究科教 授)鎌田真理子(いわき明星大人文学部教授)清水慎一(JTB常務取締役)高橋迪夫(日大工学部教授)角山茂章(会津大理事長兼学長)福井邦顕(日本全薬 工業代表取締役会長)山川充夫(福島大経済経営学類教授)横山斉(福島医大医学部心臓血管外科学講座主任教授兼付属病院副院長)
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