店舗や福祉機能持つ仮設団地 釜石・平田に完成
【岩手日報110807】釜石市平田の平田総合公園の仮設住宅240戸が完成し、6日、入居者に鍵が引き渡された。市内最大のこの住宅団地は医療福祉のサポートセンターや仮設店舗を併設。「コミュニティーケア型仮設住宅」と銘打ち、さまざまな工夫を凝らした。これで同市の仮設住宅は約3100戸全てが完成した。
居住者が顔を合わせる機会が増えるよう、戸口を向かい合わせにした。ケアゾーンの住戸間は屋根付きのウッドデッキでつなぎ「通路であり、たまり場でもある仕掛け」(市都市計画課)。子育てゾーンは公園の遊具空間に面して配置した。
平屋のサポートセンター(330平方メートル)では、介護事業者がデイサービスを展開。9月には民間診療所も開設される。仮設店舗は早ければ9月末に出来上がり、商店や美容室、事務所など約20業者が入居する。