福島県郡山市 「郡山の仮設に初拠点 配食や介護、高齢者サポート」

郡山の仮設初拠点 配食や介護、高齢者サポート

看板を設置する遠藤村長(右)と三瓶副町長
看板を設置する遠藤村長(右)と三瓶副町長

福島民友110906】川内村と富岡町の住民320戸が暮らす郡山市のビッグパレットふくしま北側の仮設住宅群に5日、仮設住宅高齢者サポート拠点の「あさかの杜(もり)ゆふね」が開所した。県が設置を進める仮設住宅群の高齢者サポート拠点として初の開設。
 同日、同施設を運営する川内村社会福祉協議会長の遠藤雄幸村長と、同仮設住宅群に多くの町民が住む富岡町の三瓶博文副町長が看板を設置した。
 同施設は、同村社協が18人態勢で運営。日常生活の総合相談、高齢者世帯への配食サービスや巡回、居宅介護、訪問介護、デイサービスなどの介護保険事業、住民交流の場の提供などを行う。利用時間は午前8時30分~午後5時30分。総合相談は土・日・祝日も対応する。
 同社協によると、広い交流スペースや畳の間を用意し、住民が集いやすいようぬくもりと安らぎのある家を基本理念に建設したという。県は、同サポート拠点を約200戸以上の仮設住宅群を中心に会津若松市、いわき市など県内計16カ所に整備する。