(2011/05/01 22:58), 岩渕 善弘 wrote:
Subject: [fukkoushien_member:0067] Re: Re: Re: 【事務局より連絡】復興支援会議のメンバー全体会議を5/10開催します。
> 宮城現地より 阿部代表、岩渕事務局長
> 5月1日 女川町復興会議を聴講しました。鈴木先生からのお話ですが、何かのバックアップが出来ればと出席しました。
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> 先生が座長となり、第1回会議、8月まで毎月5回の会議、地元の気持ちをどうくみ取るかが重要と、その仕組みに期待と話されました。
> 委員会では、町の代わりにコンサルから構想計画が、また県庁からは、事務局的立場で、構想計画のたたき台を、急ぐことは分かりますが、土地利用計画が提示されました。
>
議論では、地元委員(漁業、観光、行政区)や町立病院、新潟大(山越村)委員からは、住民の気持ち、立ち直りの気概をぜひ汲み取ってほしい旨、強烈な要望がありました。高齢化と人口減少、町外への流出防止が緊急に必要と。鈴木先生は、このためにも町民へのこれらの進捗に関する広報活動、住民主体のまちづくりへの取組が絶対必要と強調され、町長はじめ地元委員からは大いにうなずいていました。
> まちづくりのハード部分は、町の形状からそんなに困難な内容とは思えないのですが、先生が重点として要請されたまちづくりソフトをどのように構築するか、この2~3ケ月間の取組如何でしょう。集落ごとに異なる風土を踏まえた、それぞれ一つの一つの形を作るのですから。
> 次回は、5月9日です。
> 以上
防災強化し港町再生 女川町復興計画策定委 8月めどに答申/
【三陸河北新報110502】女川町復興計画策定委員会(委員長・鈴木浩福島大名誉教授)の初会合が1日、災害対策本部のある女川二小で開かれた。防災、産業、住環境を3本柱とし、
護岸のかさ上げなど津波対策強化、漁港整備など港町の再生、住宅の供給などの道筋をつける。8月をめどに計画をまとめ、町に答申する。
委員は防災の専門家など有識者と、町商工会、観光協会、区長会などの代表者人で組織した。
委嘱状を交付した後、安住宣孝町長は「原状復帰ではなく、防災面を含め、大胆に新しい女川町の設計をしてほしい。それに基づき一日も早い復興を目指したい」と期待をした。
鈴木会長は「避難所で今できることに精いっぱい能力を発揮している人たちのパワーを、復興計画に反映させたい」と意欲を見せた。
計画の基本理念は①安心・安全な港町づくり②港町産業の再生と発展③住みよい港町づくり-を掲げた。
復興方針のうち①に関しては防潮堤の再構築や、残さい物を利用したメモリアルパークの整備。学校など避難所の機能強化、地域防災計画の充実などを掲げた。
②としては水産業拠点施設の集約、緊急に利用できる漁港の整備、漁船の確保、加工場の代替施設建設、観光資源の開発などを盛り込んだ。
③には商工施設の集約、丘陵地を造成して役場など防災中枢施設の再配置、被災者への住宅供給を進める。
財源としては、復興基金を創設し、復興組織により計画を実施に移す体制を整える。その後、中長期的には復興支援員制度事業の創設などを検討する。
委員会は8月まで5回の開催を予定し、5月には中間答申案をまとめる。町議会との調整、さらには住民説明会を開くことにしている。町は、委員会の答申を受け、県の復興計画との整合性を図りながら計画をまとめる。
4月29日現在、女川町では455人が死亡し、739人が行方不明となっている。住宅と商店などの建造物のうち68・1%が全壊するなど大きな被害を出し、ライフラインも電気と水道が一部復旧にとどまっている。カ所に1903人が避難している。