浜岡原発「永久停止」を決議へ=静岡県牧ノ原市議会、26日に
【朝日新聞110922】静岡県牧之原市議会は22日までに、中部電力浜岡原発(同県御前崎市)の永久停止を求める決議案を26日の本会議に提出することを決めた。賛成多数で可決される見通しだ。牧之原市は浜岡原発の10キロ圏内。同原発の地元自治体で永久停止を求める決議が出るのは初めて。
同市議会事務局によると、21日の全員協議会には定数17人のうち、16人の議員が出席。このうち12人が決議案提出に賛成した。
決議案は、福島第1原発事故を受けて、「『原発は安全である』という神話が根底から崩れ去った」と強調。原発事故が農畜産物などに甚大な被害を与えたと指摘し、「確実な安全・安心が将来にわたって担保されない限り、(浜岡原発を)永久停止にすべきである」としている。