工学院大学の東日本震災支援「美しい「村」再生プロジェクト」―復興住宅がまもなく竣工、11月23日に入村式
【大学プレスセンター111110】工学院大学が東日本大震災支援として行なってきた、宮城県石巻市の恒久的復興住宅の完成が近づき、入村式が行われることとなった。11月23日(水)には、入村される被災者の皆様および関係者を招き、式典と住宅の内覧会を行う。
工学院大学では工科系大学ならではのノウハウを活かし、東日本大震災の復興へのさまざまな取組みを実施。東日本大震災支援事業・工学院大学学園創立125周年記念事業の一つとして、「恒久復興住宅プロジェクト(K-engine Project)」を建築学部の後藤教授の主導のもと、鋭意進めてきた。
このプロジェクトは、「仮設住宅と常設復興住宅のバランスのよい供給こそが被災者の生活再建と地域復興に必要」との信念のもと、被災地における応急的仮設住宅に替わる『恒久的復興住宅の建設』を主旨として発足した。大学が、被災地支援で復興住宅そのものの提供を行うことは他に例を見ないことで、自治体や業界関係者からも注目を集めている。
これまで集中豪雨や台風上陸など、作業を妨げる困難も多々あったが、多くの方々からの支援と協力を得て、このたび被災者の方々の入居が可能となる状況にたどり着いた。
11月23日(祝・水)には、現地にて入村式が執り行われる。当日は、後藤教授をはじめ入居予定の皆様、関係者が列席し、恒久復興住宅の内覧会も予定している。
三陸の海を望む美しい景観の高台から、「村」再生の第2章が始まる。
◆石巻市北上町白浜復興住宅入村式 式典概要
【日時】
2011年11月23日(水・祝)13時30分~15時00分
※前日午後・当日午前中に現地にて取材を承ります
【場所】
宮城県石巻市北上町大字十三浜字下山15-2
※宮城県石巻市北上町大字十三浜字下山45付近(カーナビ活用の場合)
【式典参加者】
復興住宅の住居者(約20名)、土地所有者(熊谷産業株式会社)、工事会社(株式会社芽ぐみ等)、施主(学校法人工学院大学 理事長・学長)、CSR協力者、寄付金提供者、設計関係者、自治体関係者 など