東大の提言反映した交流型貸せ通住宅 遠野に40戸完成
【岩手日報110716】沿岸部から遠野市に避難している住民を対象にした仮設住宅40戸が完成し、15日に同市穀町の現地で見学会が開かれた。東京大などの助言を基に高齢者や子育て世帯へのケアを重視した設計で、地元産材を活用。今後、菜園やサポートセンターも整備し、住民の交流促進と生活再建を図る。39世帯79人が16日から入居する。
市職員、近隣住民らが仮設住宅を見学した。愛称は「希望の郷『絆』」。同市市街地に位置し、駅や市役所、小中学校、商店街も近い。住宅は地元産材と集成材を使った木造平屋で、地元業者が建設。広さは7・5、9、12坪の3種類。テレビや冷蔵庫、洗濯機など家電製品を完備している。
【写真=完成した遠野市の仮設住宅。高齢者や子育て世帯へのケアサポートを重視している】