岩手県釜石市 「釜石で仮設商店街開業 被災した15店が入居 岩手第1号」

釜石で仮設商店街開業 被災した15店が入居 岩手第1号

テープカットでオープンを祝った仮設商店街=16日、釜石市天神町
テープカットでオープンを祝った仮設商店街=16日、釜石市天神町

河北新報110917】東日本大震災で被災した商店の営業再開を支援する独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)が岩手県釜石市天神町で建設を進めてきた仮設商店街が完成し、16日オープンした。市によると、仮設商店街の開設は岩手県内の被災地では第1号。
 商店街は仮設住宅団地内に設置された。建物は軽量鉄骨2階の2棟。延べ床面積は計約680平方メートルで、菓子店、書店、中華料理店、美容院など、震災で店を失った15店舗が入居した。
 仮設商店街は「復興天神15商店街」と名付けられた。仮設住宅に住む市民が早速訪れ、買い物を楽しんでいた。
 商店街会長の丸木宏之さん(60)は「再び仕事ができることをうれしく思う。住民同士がコミュニケーションできる場にしたい」と話した。
 仮設商店街は家賃無料で入居は原則2年間。市は、ほかに市内10カ所に整備を要望している。