(2011/03/15 8:26), 安全・安心な社会創造研究所 佐藤 隆雄 wrote:
ubject: [nuae_tokyo_m:2260] お願い
> 新建の皆様へ
> 新建会員の佐藤 隆雄と申します。岩手県大船渡市の出身です。50年前のチ
> リ地震津波の
> 体験者でもあります。実家の家族の安否は確認できました。家は流されてはおり
> ませんが、浸水
> のため住める状況にはなく、全員避難場所に避難しているとのことです。
> マスコミの報道を釘付けでみておりますが、津波被害を解っていないコメント
> ばかりで、イライラ
> しています。
> 私が加盟している各団体にも同じメールを出し、お願いしているところです。
> 同様の文書を新建
> の皆様にもお送り致しますので、ご検討頂ければ、と思います。
> 文
> 事態の推移を見守っている状況ですが、被災地大船渡出身者として、ご一報を差
> し上げます。
> 今回の東北関東大震災にかかる政府対応は、全くなっていません。津波災害の
> 実態を全く解
> っていません。省さえぢの見解を認めましたので、ご理解を頂ければ、ご協力を
> お願いします。
> 事態は深刻です。TVのコメンテーターの解説を聞いていると、全く津波によ
> る被害の出方を解って
> いなく、イライラしてしまいます。地震災害の場合は、家が壊れても、中には使
> えるものがあったりしま
> す。また、停電しても、すべての電柱が倒れる訳でもなく、変電所も全てが壊れ
> る訳ではありません。
> したがって、比較的早く復旧します。
> 鉄道なども、曲がりくねったりは」しますが、路線そのものは残ります。しか
> し、津波の場合、全て根こ
> そぎ浚われてしまいますので、何も残らないのです。電話が繋がらないという声
> が多く聞かれますが、
> これは、多くの人が電話を使うため、錯綜していると言いますが、そうではない
> のです。アンテナを初め
> として、通信機器そのものが破壊されており、通信途絶の状態にあるからなので
> す。ですから、対応とし
> ては、衛星電話などを早急に配ることが重要なのです。現在NTTが特設電話を
> 数台づづ敷設し始めた
> ので、現地では、1人3分以内で、安否情報を伝えていますが、これでも2時間
> 以上並んで漸く順番が廻
> ってくる、という状況です。また、断水も深刻です。それと、寒さです。暖を取
> る手立てがありません。カイ
> ロや毛布など、早急に届ける必要があります。食料も不足しています。燃料はプ
> ロパンなので、ボンベや
> コンロを送れば、暖かいものも食べられます。空輸で届ければ済むことです。
> さらには、発電車も配置する必要があります。明かりがあるだけで、避難者は
> ホッとします。3日以上経
> っても、このような対応ができていない政府の対応は、大問題ですし、
> マスコミに登場する防災専門家なる連中が、誰一人このようなコメントをして
> いないのは、全く、津波災
> 害と言うものを解っていないからです。NHKの朝の番組に出ていた、某防災専
> 門家などは、山が近いの
> だから、山から薪を取ってきて、それを燃やしたら良い。などと馬鹿な発言をし
> ていましたが、誰が取りに
> 行くんですか?、そんな余裕などありません。
> また、新聞紙をい身体に巻いて、その上をサランラップで負うと良い。とも
> 言っていましたが、新聞紙や
> ラップが何処にある言うのですか?
> それよりもマスコミを通じて、政府への緊急対応を要請すべきです。何度も言
> いますが、震災とは違うの
> です。何もかも無いのです。
> 仙台を除けば、もともと、この地方は車社会です。何をするにつけても、車が
> ないと成りいきませんん。
> ガソリン不足が伝えられていますが、当然なのです。ガソリンスタンドも流され
> ているのですから・・・。
> これも、各被災地に給油車を直ちに配備すべきです。
> マスコミの対応も、なっていません。報道をエリア分けすべきです。例えば、
> NHKは網羅的に、4チャンは
> 岩手県北部、6チャンは岩手県南部、8チャンは宮城県北部、10チャン、は宮
> 城県南部、12チャンは福島
> 県、いった具合です。そうすれば、もう少し詳しい情報が取れるし、安否確認な
> どもできます。
> 高齢者の多い地域です。常備薬も無いと思います。各避難所に医師を派遣し、
> 不足している薬など、現地
> の情報を一刻も早く中央に届けられるよう、臨時の通信設備を設置し空輸等で対
> 応すべきです。
> 今の状況ですと、2次被害が発生する恐れ大です。新建からも、こうした支援
> 要請を国に対して、直ちに発
> して頂ければありがたいです。
> 大船渡市は私の故郷であり、実家もあり、兄の家族7人がいますが、命だけは
> 無事と言う連絡がありました
> が、家屋は床上浸水で、避難所に避難している状況です。
> 昨年、チリ地震50年と言うことで、春季学会を大船渡でd開催して頂きました。
> 私は、50年前のチリ地震津波災害を体験しています。
> それから、気が着いたこと、一点ですが、各地のボランティア団体が先遣隊を
> 派遣していますが、関西や関
> 東方面から行っている部隊が多く、宮城で活動している状況です。ボランティ団
> 体もお互い連絡を取り合い、
> 岩手の各地にも入るよう調整して欲しいものです。(村井さんにはこの旨メール
> をしました。)よろしくご検討の程、
> お願い申上げます。
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> 佐藤 隆雄
> 独立行政法人 防災科学技術研究所 防災システムセンター 客員研究員
> 東京経済大学講師
> 技術士事務所 安全・安心な社会創造研究所 代表 技術士(建設部門:都市及び地方計画)
> 災害復興まちづくり支援機構 事務局次長 URL:http//www.i-drso.jp/
> 関西学院大学復興制度研究所 客員研究員
> 文科省「首都直下地震防災・減災プロジェクト」研究員
> 神奈川県公共事業評価委員会委員
> 日本技術士会防災支援委員会委員
> 財:地域活性化センター 地域づくりアドバイザー
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