宮城県 「気仙沼に復興屋台村 女川ではテント市場」

気仙沼に復興屋台村 女川にはテント市場

多くの客でにぎわう「復興屋台村 気仙沼横丁」(宮城県気仙沼市で)
多くの客でにぎわう「復興屋台村 気仙沼横丁」(宮城県気仙沼市で)

読売新聞111113】宮城県で12日、仮設商店街や市場が相次いでオープンした。

 気仙沼市に新設されたのは「復興屋台村 気仙沼横丁」。地元商店主の復興を支援しようと、有志6人で4月から計画。市が借り上げた土地に、中小企業基盤整備機構が22店舗のプレハブ店舗を建てた。各店舗の広さは約20平方メートル。

 この日は、居酒屋やうどん屋、八百屋など19店舗が開店。26日に残り3店舗も営業を始める。

 郷土料理居酒屋を営む畠山仁義さん(55)は「心配してくれたお客さんたちに、震災に負けない姿を見せたい」と話した。

 女川町の町民野球場には、音楽家の坂本龍一さんが資金を提供して設けたテント張りの市場「坂本龍一マルシェ」が開かれた。

 広さ約400平方メートルで、衣類や野菜、海産物などを売る約20店が出店。球場にある3階建ての仮設住宅に暮らす人たちが早速買い物を楽しんだ。

 買い物をした原田ますえさん(49)は「便利なのと同時に、住民が集まるので、人間関係が深まります」と話していた。