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[全国:00313] 3/18「能登半島地震勉強会」チャットでの質問の回答


  • From: haisin@xxxxxxxxx
  • Date: Tue, 19 Mar 2024 23:55:39 +0900
  • User-agent: Roundcube Webmail/1.2.0
  • Xsrv-filter: zenkoku-info@xxxxxxxxx



3/18の富山支部からお誘いをいただいた「能登半島地震勉強会」にZOOM参加されたみなさま

「会場でお答えできなかったチャットでの質問に下記回答をもらっています。
ZOOMで参加された新建の方へ転送していただければ幸いです。」と富山支部の上梅澤さんから
メールをいただきました。
 新建からどなたが参加していたか、大まかにしかわかりませんので、
会員メールで配信させていただきました。
 参加されなかった方に届いても、参考になる回答と思います。

1.isamori
新建京都の久守です。全建総連は、JBNや全木協などと過去最大(熊本を超える)の
木造仮設住宅建設を合意しています。700戸以上です。ここでの大工職の人員派遣
を進めています。短期でのボランティア派遣などの対応は行わないようです。また、
木造仮設は地域性を考えて瓦屋根を採用されるようです。

能登の伝統建築や文化財の修復には一律の公費解体ではなく手作業の分別解体と瓦や
柱・梁、土など再利用可能な解体方式をとるべ1きです。公費解体で5年、再建築に5
年等、文化や歴史の継続のための復興プランが必要です。大阪北部地震でも明らかの
ように瓦の生産体制や職人の確保が著しく困難になっています。

液状化による沈下と地盤隆起による沈下の見分け方はどうなるでしょうか?

2.tiyozaki
ハイスピード工法の場合は側方流動についてはどのように対応ができますでしょうか?


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いつもお世話になっております。
今回の勉強会ですが、参加させていただき誠に有難うございました。
この様な形式の中で工法説明させていただくのは慣れていたつもりですが、
時間の関係でかなり省略しておりますので、別途個別に問合せしていただけ
れば幸いです。
さてZOOMの質問についてですが、液状化による沈下と地盤隆起による沈下
の見分け方ですが、会場でもご説明した通りで噴砂の有無で判断出来ると考え
ていただければ判ります。砂が沈下部周辺に発生しているのが液状化で、地盤
隆起については地盤そのものが動くだけなので砂の動きには全く関係無く発生
します。
2つ目の側方流動についてですが、基本的に砕石パイルでは対応が出来ないと
しています。これは杭工法でも同じ事なのですが、ほぼ対応不可となります。
回答は以上になります。
何卒宜しくお願い申し上げます。          谷口 関原
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富樫さんの報告、それに続く液状化対策、いずれもとても勉強になりました。

被災地に私も先発隊として行ったこともあり、富樫さんの地域と被害別、
戸建て、RCと分類された報告は整理されていて、参考になりました。

当初、リアル会場のみでの開催とのことで、急遽オンラインもしていただき、
ありがとうございました。ハイスピード工法のお話も対応していただき、
感謝です。

建築士会の中で富山支部のみなさん果たしていることの大きさも、
改めて垣間見させていただきました。

今後ともよろしくお願いします。

           能登半島地震復興支援本部 山下