日時:2018年5月21日28日(毎月第3月曜日定例) 18:30~
会場:新建事務局(新宿区水道町2-8 長島ビル2階:江戸川橋駅神楽坂駅徒歩5分)
主催:新建東京支部
※メンバーの都合により、一週おくれの開催です。
議論としては、区画整理によってマンションが移転するという状況で、高齢化が進むマンション居住者の移転をどのようにして進めていけばよいのか、という相談事例の進行方向として、コーポラティブとサービス付き高齢者住宅の合築の検討が始まりました。地元の福祉に明るい人が協働者になってもらっているため、高齢者はもちろんのこと、子どもへの福祉事業(民間児童養護施設や子ども食堂などには公的資金も出るようになりました)の可能性もあるのではないかと、話題提供と議論をしました。
もちろん、高齢者の孤独死に端的にみられるように、一人暮らしや老々介護、そして「しまい方」を誰が担保するのかといった問題はとても大きく、松戸市常盤平団地への見学報告なども交えながら、共同居住場面での非共同生活に対する支援の方法論を考えていく必要性などを議論しました。都市まち研では今年度にそれに関する調査研究を行う予定とのこと。
もう一つは、ミニ開発に対する相談です。板橋区内の住宅地に3階建て小住宅8棟を住宅産業が計画分譲する(現在は解体工事中)という、これまでにも何度も問題になった状況ですが、地域内の結束も弱くなっていて、問題開発を放置してしまっています。「地区計画」を住民がつくっていくという方法もあり得ますが、どこまで可能かという問題があり、実行する場面設定については不透明です。