日時:2019年5月22日(水) 18:30~
会場:都市住宅とまちづくり研究会(千代田区神田東松下町33 COMS HOUSE2階会議室)
主催:新建東京支部
文京区の案件では借地から土地所有への転換に不安が強く、結論は未定ですが、都の安全条例が住み続けようとする人にとって建て替えの障害になっていることも事実です。また、ブロック塀に関する案件がいくつか報告されました。大阪北部地震でのブロック塀倒壊を受けて、多くが境界上に置かれているブロック塀の安全対策についての隣家相互の了解不足、業者によるいい加減な改修事例、ずっと昔に置かれた官民間のブロック塀にどうやって避難路を確保するのか、というような、不安をあおりつつ方法論のない一般論の弊害が個々の現場に現れてきています。その他では、市役所建替え問題、古い開発住宅地の空家空地問題と地方都市での空家問題への取り組み、すでに一定の時間が過ぎるようになった高層マンションでの施工問題の発現など。相談に関する組織の形態についても議論されました。